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【2023最新】SEOツールおすすめ15選!無料ツールからBtoB企業向けツールをご紹介

【2023最新】SEOツールおすすめ15選!無料ツールからBtoB企業向けツールをご紹介

「初心者におすすめのSEOツールはある?」

「SEO対策の強化にツールの導入を考えている」

「できるだけコストパフォーマンスの良いツールを使いたいが、違いがよく分からない…」

という方にぴったりの、基本となるGoogleの無料ツールから、対策強化に役立つ有料ツールまで、おすすめのSEOツール15選を紹介します。記事の後半では紹介した有料ツールの機能や月額料金を表で比較。無料トライアルプランのあるSEOツールについても取り上げます。SEOツール導入の参考にしてくださいね。

目次

1.SEOツールの種類

SEOツールは主に以下の3ジャンルに分類されます。

・コンテンツSEO対策(キーワード選定ツール、検索順位チェックツールなども含む)

・外部対策

・内部対策

それぞれについて簡単に解説します。

コンテンツSEO対策ツール

自社のリードになる可能性がある方にとって有益なコンテンツを発信し、SEOにより自社サイトにたどり着いてもらう手法をコンテンツSEOといいます。記事を作成する際にターゲットキーワードを絞り、特定の悩みや疑問がある方に向けた有益な情報を発信することで、検索結果で上位表示されやすくしたり、競合サイトを分析したりして差別化を図る方法です。

コンテンツSEO対策ツールは機能が集約された有料のサービスが多く、月額制です。後述する外部対策や内部対策まですべて1つのツールで行える場合もあります。その一方で、特定の機能に特化した無料ツールもあります。Googleが提供しているものをはじめ、キーワード選定や検索順位チェックなどが無料で利用できます。

できるだけコストをかけずにSEO対策をしたい場合は、いくつかの無料ツールを組み合わせる方法もあります。

コンテンツSEOと混同しがちなコンテンツマーケティングについては、『コンテンツマーケティングとは?BtoB企業が取り組むべき理由やメリット、コンテンツ例を紹介』の記事をご覧ください。

外部対策ツール(被リンク分析)

外部対策ツールは、主に被リンクを分析して、リンクされやすい記事を強化したり更新したりするSEO対策です。Googleは自然発生的なリンクや信頼性の高いWebサイトからのリンクを評価しているため、どういったサイトからのリンクがあるのか、どのような記事の需要が高いのかを知って対策をとることは大切です。

またリンク切れを起こしている場合にそれを放置したままでは評価が下がってしまうため、リンク切れに対しても適切な対策をとることが重要です。

詳しい外部対策に関しては『SEO外部対策とは?具体的手法10選!効果測定のツールからやってはいけないことまで解説』もご覧ください。

内部対策ツール(階層構造の最適化など)

内部対策ツールでは、自社のWebサイトの階層構造を最適化します。それにより、Webサイトを巡回してページをインデックスしているクローラーにもページの存在が分かりやすくなります。

また、ユーザー目線でもカテゴリや時系列などが分かりやすく整理されたサイトの方が見やすく、関連記事などへの適切なリンクは利便性アップにもつながるため、内部対策も重要です。

2.無料で使えるGoogleのSEOツール4選

まずは、一通り押さえておきたい、Googleが提供している4つの無料SEOツールを紹介します。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

サービスサイト:「Google Analytics」より
サービスサイト:「Google Analytics」より

Googleのアクセス解析ツールで、閲覧数やユーザー属性、経路、さまざまなデバイスからのアクセスをまとめて把握できます。Webサイト全体のユニークユーザー数やセッション数、ページビュー数などの数値が一目で分かるグラフで閲覧できます。CRMやPOSなどのシステムを接続することも可能です。

アクセス解析で調べられることやその目的については『アクセス解析ツールを使うと何が分かる?解析の目的や実施方法、ツールを紹介』の記事をご覧ください。

BtoBマーケティングで行うサイト分析やGoogle Analyticsでできることについては『新任マーケティング担当者が押さえておきたいサイト分析の基本』で解説しています。

Google Analyticsを活用してサイトの直帰率・離脱率を確認する方法は『直帰率と離脱率の違いは?目安や原因別改善方法をBtoC・BtoBサイト別に徹底解説』で詳しく解説しています。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

サービスサイト:「Google Search Console」より
サービスサイト:「Google Search Console」より

Googleの内部対策ツールです。これまでに獲得した被リンクの数や、ページごとの被リンク数、被リンクが貼られたサイトのURLなどが確認できます。ページ単位で流入を獲得しているキーワードや順位、クリック率やタイトル・ディスクリプションの重複箇所を調べられるため、ページの改善に役立ちます。

Google Search Consoleで検索クエリを調べる方法は『検索クエリとは?種類や調べ方を解説|SEOや広告での活用例も』の記事をご覧ください。

Googleにインデックスされない7つの原因とは?必要な期間・効果的な対策を解説』の記事では、Google Search Consoleの使い方にも言及しています。

Google Trends(グーグルトレンド)

サービスサイト:「Google Trends」より
サービスサイト:「Google Trends」より

Google Trendsでは、世界中のあらゆるキーワード検索の推移を見られます。検索キーワードの推移や過去24時間のトレンドワードや、キーワードごとの需要の変化を調べられます。

記事の制作方針や、過去記事のリライトや更新などを検討する際にも便利なツールです。

Google Keyword Planner(グーグルキーワードプランナー)

サービスサイト:「Google Keyword Planner」より
サービスサイト:「Google Keyword Planner」より

Google Keyword Plannerは、ターゲットとなるキーワードの選定や検索ボリューム、関連キーワードなどを調べるのに役立ちます。

利用する場合は、Googleアカウントと、Google広告に登録する必要があります。Google広告に出稿していれば機能制限なくすべての機能が無料で使えます。しかし広告を出稿していない場合には検索ボリュームの数値が大まかにしか表示されない点は気をつけましょう。

GoogleKeywordPlannerの詳細はこちら

3.コンテンツSEO対策ツール8選

次に、複合的なコンテンツSEO対策ができるツールを8選ご紹介します。いずれも有料ですが、無料トライアルがあるツールや月々少額から利用できるツールもあります。自社に合ったものを選びましょう。

SEARCH WRITE(サーチライト)

サービスサイト:「SEARCH WRITE」より
サービスサイト:「SEARCH WRITE」より

SEO初心者にも分かりやすいツールで、チェックすべき指標だけを抽出したサマリーをまとめてくれる機能があります。新しく対策すべきキーワードやユーザーの検索意図、成果につながるキーワード、上位表示されるための記事の分量や含めるべき単語などを視覚的に把握できます。

施策の効果を検証したり、タスク管理ができたりする機能もあり、チーム全員でPDCAを回すのに適したツールです。

SEARCH WRITEの詳細はこちら

関連記事:

「SEOツール導入のメリットとは?」成果につながる運用支援がカギ【SEARCH WRITE】

MIERUCA SEO(ミエルカSEO)

サービスサイト:「MIERUCA SEO」より
サービスサイト:「MIERUCA SEO」より

SEO上位を狙うためのユーザー意図分類、競合広告分析、ユーザー行動改善などの機能が網羅された高機能のツールです。キーワード予測や、AIによりユーザー意図・競合が獲得しているキーワードの自動分析が可能。検索意図を深堀しページ内でのユーザーの動きを可視化して、検索上位を目指したり、記事のブラッシュアップをしたりするのにも役立ちます。

また、他社の著作権を誤って侵害していないか確認するためのコピーチェック機能やアクセス解析、サイト内の導線の改善までまとめて行える便利なツールです。

MIERUCA SEOの詳細はこちら

関連記事:

SEOツール活用を成果につなげる「条件」とは?内製化支援による独自コンテンツ制作がカギ【MIERUCA】

EmmaTools™(エマツールズ)

サービスサイト:「EmmaTools™」より
サービスサイト:「EmmaTools™」より

SEO効果の高い、高品質なコンテンツ作成に役立つツールです。SEOコンテンツの品質を自動で分析・スコアリングすることにより、工数を大幅に減らした運用が可能になります。上位記事の見出しなどを一目で分析でき、容易にコンテンツ分析ができるため、構成作成にかかる時間も大幅にカットできます。

具体的にどのように改善すべきかを提案してくれるため記事に反映しやすく、直感的に使いやすいユーザーインターフェースで、システム系に抵抗がある方でも使いやすいツールです。

EmmaTools™の詳細はこちら

TACT SEO(タクトエスイーオー)

サービスサイト:「TACT SEO」より
サービスサイト:「TACT SEO」より

上位表示するために必要なSEO課題を自動で抽出してくれるコンテンツSEO対策ツールです。競合サイトに流入しているキーワードの調査から、コンテンツ作成、検証までできる上、順位計測や内部対策も可能です。SEOで上位表示が狙えるコンテンツを効率良くつくりたい企業の方におすすめです。

TACT SEOの詳細はこちら

tami-co(タミコ)

サービスサイト:「tami-co」より
サービスサイト:「tami-co」より

オールインワンでSEO分析ができるツールです。SEO対策に欠かせないキーワード選定、記事の作成、順位のチェック機能を備え新規記事コンテンツの企画やリライトに役立ちます。

料金は分析回数に応じて異なる4プランです。手頃なライトプランは月額31,350円でキーワード分析100回分が含まれているため、コストを抑えてSEOツールを導入したい企業におすすめです。

tami-coの詳細はこちら

Gyro-n SEO(ジャイロンエスイーオー)

サービスサイト:「Gyro-n SEO」より
サービスサイト:「Gyro-n SEO」より

正確な検索順位チェックからキーワード、Webサイトの分析、施策、効果の検証までを一元的に行えるツールです。競合サイトの変化を毎日通知する機能やキーワードの検索ボリューム、関連候補ワードを調べられます。

料金プランはスターターが月額550円と今回紹介する有料SEOツールの中では最も安いのもポイントです。キーワードや別サイト、競合サイトを追加できるオプションもあるため、自社に合ったプランを低コストで導入できます。

Gyro-n SEOの詳細はこちら

SEMRUSH(セムラッシュ)

サービスサイト:「SEMRUSH」より
サービスサイト:「SEMRUSH」より

SEOのみならず、広告分析やSNSの競合対策までこれ1つで行える、オールインワンタイプのSEOツールです。世界で1000万ユーザーが利用している信頼性の高さと、ドメイン分析、キーワード調査などSEOに必要なすべての機能がそろっています。

ますますニーズの高まりをみせるSNSにおいて、競合他社の投稿の分析から効果的な投稿の作成までも行え、一元的なSNS管理が可能です。SNSに力を入れたい企業にもおすすめです。

SEMRUSHの詳細はこちら

GMO順位チェッカー

サービスサイト:「GMO順位チェッカー」より
サービスサイト:「GMO順位チェッカー」より

クラウド型の検索順位チェックツールです。登録したURL、キーワードでの検索順位を毎日自動で取得、保存し、SEO対策の順位変動を追跡できます。スマホやタブレットでも使用可能です。

順位変動アラート、アカウント権限管理(サブアカウント)、AIキーワードアドバイザー機能などをそなえており、国内上場企業、海外有名メーカー&有名アフィリエイターまで多くの方が利用しています。二次利用除外申請も可能なため安心です。  

GMO順位チェッカーの詳細はこちら

4.外部対策ツール2選(被リンク分析)

外部対策とは、主に被リンクを獲得するための対策を指します。ひと昔前のSEO対策とは異なり、SEO対策のためのリンクは不自然さがなく、評価の高いサイトからのものであるべきです。外部対策に強いSEOツールを2つ紹介します。

被リンクされているかどうかの調べ方、良質なリンクの増やし方などを『被リンクとは?調べ方からSEOに重要な良質な増やし方・対策まで徹底解説11選』で紹介しています。

Ahrefs(エイチレフス)

サービスサイト:「Ahrefs」より
サービスサイト:「Ahrefs」より

世界中で60万人に導入されているSEO分析ツールで、自社サイト・競合サイトの被リンクを分析できます。リンクデータは26.9兆と圧倒的で今なお増え続け、4020億ものページURLを網羅し膨大なデータを蓄えています。

検索エンジンで上位表示されているコンテンツや流入キーワードを想定し、他社サイトのリンク状況と比較できます。7日間の無料トライアルで、圧倒的なデータ量やツールの操作性を試してみてはいかがでしょうか。

Ahrefsの詳細はこちら

Majestic

サービスサイト:「Majestic」より
サービスサイト:「Majestic」より

被リンクを分析するためのツールで、被リンク数や被リンクの質、アンカーテキストの比率などが円グラフで表示されます。競合他社のWebサイトの分析から、自社サイトの被リンクの可能性を探れます。

一部の機能は無料で利用でき ます。調べたいサイトのURLをトップページに入力し、検索するだけで登録なしで利用できます。

BeMARKEのドメインを入力した無料画面
BeMARKEのドメインを入力した無料画面

無料版の機能制限はあるものの、操作性やどのような機能があるのか確認できます。一度試してみてはいかがでしょうか。

5.内部対策ツール(階層構造の最適化など)

最後に、自社Webサイトの階層構造を最適化するためにおすすめの内部対策ツールを紹介します。

Pascal(パスカル)

サービスサイト:「Pascal」より
サービスサイト:「Pascal」より

Pascalは競合サイトの分析を自動化し、業務効率の大幅な改善に役立つツールです。特定のキーワードで検索エンジンの上位30〜50位までのページ内部と外部の情報をものの1分程度でリアルタイムにチェックでき、スムーズなサイト分析ができます。リアルタイムの分析により、検索エンジンのアルゴリズム変更による影響を受けません。

また、検索順位に影響する内部SEO要因を網羅しており、タグの分析などSEOで重要な50項目を一括分析できます。レポート機能も見やすくまとめられているため、WebマーケターやWebディレクターにもおすすめのツールです。

Pascalの詳細はこちら

6.有料のSEOツールおすすめ11選を比較

今回紹介した有料のSEOツール11選の機能と月額料金を表にまとめました。

コンテンツSEO 内部対策 外部対策 無料トライアル 月額料金(税込)

SEARCH WRITE

× あり 55,000~165,000円

MIERUCA SEO

無料お試し・デモあり 150,000円~

EmmaTools™

なし 65,780円~

TACT SEO

あり 99,000円~

tami-co

× 7日間の無料トライアル 31,350~110,000円
(4プラン)

Gyro-n SEO

× 3カ月の無料トライアル 550~18,480円
(4プラン)

SEMRUSH

14日間 119.95~449.95ドル
(3プラン)

GMO順位チェッカー

× 1カ月の無料トライアル 485~1,980円
(4プラン)

Ahrefs

× なし 99ドル~999ドル
(4プラン)

Majestic

× 一部機能無料 49.99ドル~月額399.99ドル
(3プラン)

Pascal

× 4日間 49,500~88,000円
(3プラン)

SEO・キーワード調査ツール選び方ガイド』では、予算や機能から自社に向いているSEOツールを探せます。

7.まとめ

SEOツールの種類とそれぞれでできる対策、SEO対策の基本としてまず押さえておきたいGoogleの無料ツールや、対策の強化におすすめの有料ツールまで、おすすめのSEOツール15選を紹介しました。

それぞれの有料ツールのおすすめポイントや月額料金の比較、無料トライアルができるツールを参考に、自社に合ったSEOツールを見つけてくださいね。


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
BeMARKE編集部

BeMARKE(ビーマーケ)は、BtoBマーケティングの課題解決メディアです。 BtoBマーケティングのあらゆる局面に新しい気づきを提供し、リアルで使える「ノウハウ」を発信します。

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