インタビュー

SEOツール活用を成果につなげる「条件」とは?内製化支援による独自コンテンツ制作がカギ【MIERUCA】

SEOツール活用を成果につなげる「条件」とは?内製化支援による独自コンテンツ制作がカギ【MIERUCA】

SEOツールについて関心があるものの、自社にとっての導入の必要性や活用法をつかみきれていないBtoB企業のWeb担当者は少なくないでしょう。
SEOツール導入の最適なタイミングや成果につながる活用法について、SEO対策ツールMIERUCAを提供する、株式会社Faber Companyの執行役員 エグゼクティブマーケティングディレクター 月岡克博氏にお聞きしました。

目次

コロナ禍で増えた、デジタルマーケへの投資をはじめるBtoB企業への支援も

SEO分析ツール「MIERUCA」をはじめ、UIUX改善・ポップアップ接客「ミエルカヒートマップ」やローカルSEO支援「ローカルミエルカ」などの【ツール】と、Webマーケター専門の業務委託マッチング「ミエルカコネクト」やSEOコンサル、コンテンツマーケティング受託などの【リソース】の両面から、デジタルマーケティング内製化支援をメインに行っています。

MIERUCAは、Webマーケティング初心者からプロにまで活用されるSEO・コンテンツマーケティング支援プラットフォームです。 Webマーケティングのプロである「職人の手元」を再現した機能でSEO・コンテンツ制作を効果的、効率的に。 職人のノウハウを含むWebマーケティングの学習を促進する動画コンテンツも200以上公開、定期的なユーザー会ではマーケター同士のつながりを生んでいます。

月岡克博氏(株式会社Faber Company 執行役員 エグゼクティブマーケティングディレクター)

ミエルカは、BtoB、BtoC問わず、Web集客が欠かせない企業様にご評価、導入いただいています。

コロナ禍において、オフラインでのリード獲得が難しくなったことから、デジタルマーケティングに注力したいと考えるBtoB企業からのご相談が増加傾向にあります。

ご支援の中心は、コンテンツマーケティングやオウンドメディア、特にSEOを意識した施策を検討・実施している企業が多いです。社内にノウハウを蓄積していくためには、社内の制作体制を整え施策を実行していくべきですが、少人数のWebチームも多く、リソース不足に悩まれるケースも増えてきています。

工数やスキルなどWebマーケティングリソースに課題をお持ちの場合は、Webマーケティング専門の業務委託マッチング「ミエルカコネクト」でWebマーケターさんを紹介するなどして施策実行のサポートも行っています。

SEOツール導入によって実現できること

ミエルカを導入すると、コンテンツ企画・制作・評価・改善に加え、競合サイトを含むSEOパフォーマンスの計測を行うことができます。

SEO対策に不可欠なWebサイトのページ改善案を分かりやすく提案してくれたり、検索ユーザーがどのような検索意図を持ち、どのようなキーワードで検索しているかを可視化してくれます。これらを駆使して、Web集客のパフォーマンスの向上に寄与します。

ただし、これらの機能はSEO施策・コンテンツ制作のための分析や調査にかかる時間・工数を削減するためのものです。ツールを使っただけでは、施策を実行したとはいえません。

コンテンツ制作や内容の改善に注力するための「時間」を捻出するのがSEOツールです。ツールは何かを勝手にやってくれる“魔法の杖”ではなく、コンテンツマーケティングの業務フローに組み込み活用してこそ効果を発揮するものだと、導入前のご担当者様へ説明しています。

SEOツール導入を成果につなげるための「条件」とは?

SEOツールを導入し成果につなげるためには、オウンドメディアの運営をはじめとしたコンテンツマーケティングについて、重要な施策として位置づけられていることがポイントですです。

コンテンツマーケティングで成果を出すためには時間もコストもかかるため、重要施策として位置づけられていないと、関係各所の協力を得ることが難しく、施策を継続することが難しくなる場合があります。

コンテンツマーケティングを重要なチャネルであるととらえ、中長期的なKPI/KGIを設定して推進していく方針が合意されていることが成功の秘訣ではないでしょうか。

また、施策を実行する体制が整っているかどうか、という点も重要です。コンテンツ制作以外にも、Web広告からサイトの運営、クリエイティブ制作まで、幅広い業務を行う必要があります。ツールを活用してSEO対策を成果につなげるためには、こうした人的リソースの確保も欠かせません。

導入前に、目標設定や体制づくりについてアドバイス

ツール導入の効果を得るためにも、リソースを確保することが重要であるということは、導入前の企業様にしっかりと説明しています。実務のご担当者に加え、上席のご担当者にもキックオフMTGに参加していただくことなどを通して、理解を促しています。

SEOツール導入や体制づくりについて、社内の理解が得られないという場合は、ミエルカの豊富な事例をもとに各企業の状況にあった取り組み方を提案し、施策を実行しやすい環境を作るサポートをおこなっています。

また、目標設定やKPI設計に悩まれるケースもありますので、施策全体のスコープ設定や、目標達成に至るまでのロードマップ作成から支援しています。

SEOツール導入が成果につながらないケースとは?

運用体制が整っていない場合は、成果につなげることが難しいでしょう。

また、訴求したい製品やサービスが市場に求められていない場合やまったく検索されないものである場合も、SEOツール導入が成果につながらないケースであるといえます。SEO対策に注力する前に、製品やサービスの訴求軸の正当性や、効果的なチャネルの選定について、整理しておくことが重要です。

製品やサービスが市場で求められているものかどうかを把握するためにも、まずはWeb広告を実施してみると良いでしょう。Web広告では反応や結果を早く知ることができます。

Web広告からの流入はあるがCV率が悪い場合や、そもそも流入がない場合は、製品やサービス自体を見直す必要があるかもしれません。

そのほか、SEO施策の重要度が低いケースや、SEOツールが自動で成果を出してくれると誤解しているケースも、成果につなげることは難しいでしょう。SEOツールによって得られた分析データなどのアウトプットを、コンテンツ制作やリライトなどの実業務に生かすことができなければ、効果を得ることができません。

無料の解析ツールを使いこなす上での課題とは

SEOツール導入にあたっては、無料の解析ツールで十分だと考える方もいらっしゃるかもしれません。無料の解析ツールは便利な一方で、Webマーケティングスキルを必要とします。また、複数のツールで得られたデータを組み合わせて分析するスキルも求められます。無料の解析ツールを使いこなすのはハードルが高いかなと感じています。

無料の解析ツールを使いこなすための知識やスキルを持たないユーザーの場合は、どのように活用すれば良いか分からず、解析データを出せても活用する方法が分からないという問題があります。

海外製のツールは、製品によっては運用サポートがない、もしくは日本語対応しておらず活用が難しいという課題もあります。だからといって、WebコンサルやSEOコンサル会社に依頼すると高額な費用がかかってしまいます。

ミエルカは、SEO・コンテンツマーケティングを推進するために必要な機能を一通りそろえ、初心者でも活用が可能です。外部コンサルを雇うよりも費用を抑えることができることから、導入企業におけるコンテンツマーケティングの内製化を最も効率的に支援できると考えています。

内製化によるオリジナリティの創出が、成果につながる近道

ミエルカが内製化支援をする理由は、それが成果を出すための一番の近道であり、ユーザーの強いニーズであるためです。

現在、多くの企業がコンテンツマーケティングを実施するなか、新たにコンテンツを投入するのであれば他社といかに差別化しオリジナリティを出すことができるかが、成功を左右する重要なポイントだと考えています。その企業ならではの思想や考え方、サービスの独自性や、他にはない製品特長など、オリジナリティとして打ち出すポイントは、企業様ご自身が一番理解しているでしょう。

内製化支援によって制作コストを抑えながら、企業独自の魅力をコンテンツに反映していく体制を社内に整えることが大切です。

SEOツールを使いこなしながらオリジナリティを出す秘訣

SEOツールを活用しオリジナリティのあるコンテンツを制作するためには、次のステップで考えることが重要です。

  1. SEOの観点からキーワードを分析、ニーズを把握しコンテンツの基礎を作る
  2. その上で、オリジナリティを出していくこと

ツールを使うと、ユーザーの検索ニーズを素早く分析することができ、コンテンツの基本となる情報を網羅することができます。そのうえで、企業ごとの戦略やねらいに合わせて情報を取捨選択していくと良いでしょう。

オリジナリティを出す方法としては、顧客の表層的なニーズだけでなく、“深い”悩みも探ることをおすすめしています。例えば、検索で出てくる情報だけではなく、掲示板サイトやQ&Aサイトに掲載されている質問などからヒントを得られることがあります。

ユーザーのフェーズごとの課題に合わせた最適な支援を実施

ミエルカの特長は、使いやすく機能性の高いツールの提供に加え、セミナーや動画などWebマーケティングを学べる学習コンテンツと、個別コンサルティングによる徹底したサポートの三位一体で、コンテンツの内製化を支援することです。

導入後のオンボーディングでは、ユーザーのマーケティング施策の全体像を確認しながら、カスタマーサクセスがミエルカを活用した業務フローに落とし込んでいきます。

導入後3ヶ月から半年くらいを目処に、ユーザーが自走できるよう、サポートしています。その後、アクセスが増えてくるとコンバージョンが出ないなど、フェーズが変わると新たな課題が出てきます。ミエルカヒートマップも活用するなどして、フェーズに合わせたサポートをご評価いただいています。

企業の壁を乗り越え悩みを共有し合う、ユーザー会の活用

サポートの一環として、ユーザー会の開催にも注力しています。

多くのユーザーが所属するWebチームは1〜5名ほどで構成され、そのうちSEO担当は1名くらいと少数であることがほとんどです。そのため、ユーザーからは、社内に相談できる環境がないという声を多く聞きます。

ユーザー会では、お互いの課題感を共有しながら情報交換できる有益な時間にするため、具体的な施策内容や成功事例から失敗談まで、アウトプットしていただくことを推奨しています。

それぞれの悩みや課題を共有することで仲間意識が芽生え、ユーザー会以外でも集まって勉強会を開催するなど、活発にコミュニケーションを取られているようです。

一見、情報交換が難しいと思われがちな、競合他社同士であっても、積極的にコミュニケーションを取られているユーザーの姿を見て、ユーザー会の可能性を強く感じました。

ミエルカを「デジタルマーケティングのワンストップソリューション」に

SEOで成果を出すためには、「ユーザー行動把握と可視化」が重要だと考えています。なぜなら、ユーザーが記事のどの部分をどれくらい読んでいるのか、どこで離脱してしまったのかという「ユーザー行動」によってコンテンツの評価や質が決まると考えているからです。

現在、ミエルカでは、ユーザー行動をより良くすることができるようなレコメンド機能の追加や、サポートのさらなる充実を検討しています。

長期的な課題としては、SEOだけではなく、SNSやWeb広告など多数のデジタルチャネルを駆使して成果の創出に貢献できるようなサービスの提供を目指しています。それにより、ミエルカが「デジタルマーケティングのワンストップソリューション」になるという展望を描いています。

一部先行してリリースしている機能などもありますが、特にデジタル集客に関しては「ミエルカひとつで実現できる」という一気通貫のサービスにしていきたいと考えています。

まとめ

  • ツール導入前に、目標設定や体制づくりについてアドバイスを行っている。
  • 施策全体のスコープ設定や、目標達成に至るまでのロードマップ作成から支援している。
  • ツールはコンテンツマーケティングの業務フローに組み込み活用してこそ効果を発揮する。
  • SEOツールを導入し成果につなげるためには、オウンドメディアの運営をはじめとしたコンテンツマーケティングについて、重要な施策として位置づけられていることがポイント。
  • 施策を実行する体制が整っているかどうか、という点も重要。
  • ミエルカは、SEOに必要な機能を一通りそろえ、初心者でも活用が可能。外部コンサルを雇うよりも費用を抑えることができることから、導入企業におけるコンテンツマーケティングの内製化を最も効率的に支援できる。
  • ユーザーがお互いの課題感を共有しながら情報交換できる「ユーザー会」に力を入れている。

BeMARKE編集部の注目ポイント

SEOを含むコンテンツマーケティング施策を成果につなげるためには、マーケティング関連部署やWeb担当者のみならず、企業全体において重要施策と位置づけ取り組むことが必要です。
成果を出すにはある程度の時間を要するため、経営層の施策に対する理解に加え、営業部門の協力など、企業内のさまざまな部署が関わってこそ成功するといえるでしょう。

また、SEOがマッチしない商材や商流があるというのも事実です。SEOやコンテンツマーケティング施策を実行する前に確認すべきポイントです。

ミエルカでは、機能面のサポートだけでなく、企業ごとの状況や課題に合わせた個別コンサルティングにより、施策に対する取り組み方からサポートを受けられることが特長です。 その点で、SEOにこれから取り組みたいと考える企業にとって、心強いツールといえるでしょう。

BeMARKE編集部より

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この記事を書いた人

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