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【2023年最新】SEO対策の基本10選!初心者でも分かる具体的なやり方から注意点まで解説!

【2023年最新】SEO対策の基本10選!初心者でも分かる具体的なやり方から注意点まで解説!

「SEO対策の最新の動向が知りたい!」

「なんとなく分かるけど具体的にはなにをすれば…?」

「初心者でもできるSEO対策の方法はある?」

という方に向けて、この記事では2023年版の最新情報と、取り組みやすい基本的な対策10選、SEO対策でやってはいけない注意点を解説します。初心者でも分かりやすいよう、すぐに実践に役立つ具体例を紹介。SEO対策の参考にしてくださいね。

目次

1.SEO対策とは

SEO対策をして検索で上位に表示させたい、と思っていても、上位表示されるとどうなるのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。まずはSEO対策の意味と目的をしっかり確認しましょう。

そもそもSEOって何?という方は『SEOとは?用語の基礎知識を初心者にも分かりやすく解説』の記事を先にご覧ください。

SEO対策の意味

SEOとはSearch Engine Optimizationの略です。日本語では検索エンジン最適化のことです。

検索エンジンとは、GoogleやYahoo!、BingなどWebサイト上で検索する際に使用するサービスのことです。世界の検索エンジンのシェア率を調べられるstatcounter GlobalStatsによれば、2022年の1年間で、検索エンジン全体に占めるGoogleのシェア率は92.58%でした。

2022年の世界の検索エンジンのシェア上位6位
【世界】2022年の検索エンジンのシェア上位6位

日本における2022年のシェアを確認すると、1位のGoogleでも76.97%、次いでYahoo!が14.53%、3位のbingでも7.54%のシェアがあります。

2022年の日本の検索エンジンのシェア上位6位
【日本】2022年の検索エンジンのシェア上位6位

しかし、Yahoo!はGoogleの検索エンジンをカスタマイズして検索結果を表示しているため、日本においても実質90%以上はGoogleがシェアを握っているといえます。

そのため、SEO対策はGoogle対策とも言われています。Googleはユーザーが検索により早く欲しい情報を得られるよう、ユーザーエクスペリエンスの向上を目的として日々アルゴリズムを更新しています。

SEO対策の目的

それでは、企業がSEO対策をして検索結果に上位表示させる目的は何でしょうか?

検索結果の上位に表示され、自社サイトへのアクセス数が増加すれば、問い合わせや資料請求、成約率アップなどが見込めます。また特定のキーワードで上位表示されていれば、自社やサイトの知名度アップにもつながります。

サイトにより目的は異なりますが、Webサイトを持っている企業であれば何かしらのSEO対策は常に気にかけていることでしょう。

2.Googleの検索システムと最新の動向

Googleはクロール、インデックス、ランキングによって検索結果を表示しています。それらを構成する複雑なアルゴリズムのベースとなっているのが、E-E-A-TGoogleが掲げる10の事実です

Googleが掲げるE-E-A-Tとは

Googleはこれまで、品質評価ガイドラインとして専門性、権威性、信頼性の英語の頭文字をとったE-A-Tを掲げていましたが、2022年12月15日に公開された記事の中で、新たにもう1つのE(経験)を追加すると発表しました。

Expertise(専門性)

Experience(経験)

Authoritativeness(権威性)

Trust(信頼性)

これにより、今まで以上に経験に基づくオリジナリティのある記事の評価が高くなることが予想されます。例えば、実際に製品を使用したり、訪問したり、経験したりしたことについての記事など、ある程度コンテンツに経験が織り込まれているかどうかが評価されるようになりました。

Google が掲げる 10 の事実

また、Googleが掲げる10の事実では、ユーザーの利便性を第一に考え、検索技術を突き詰めて応用することで改善を続けているGoogleの姿勢が示されています。

ユーザーを待たせないための処理能力の向上や、検索結果に関連性のない広告は表示しないポリシー、客観性を重視したランキングの管理、現状に満足するのではなく常にユーザビリティを考えて改善するなど、Googleの目指すユーザビリティの向上がSEO対策においても役立つでしょう。

検索エンジンとは?SEO対策で押さえておきたい3つのポイントを徹底解説』の記事でも検索エンジンの仕組みや、対策のポイントを解説しています。併せてご覧ください。

3.SEO対策のメリット・デメリット

SEO対策のメリットとデメリットを紹介します。

メリット デメリット
・広告費をかけずに検索流入が増える
・自社のブランディングにつながる
・有益なコンテンツは継続的な上位表示が見込める
・即効性はなく、効果が出るまでに時間がかかる
・お金で直接的に解決できることは少ない
・競合が多く、効果の保証はない

SEO対策は、かかる費用に対し上位表示された場合の効果の高さがメリットであるといえます。しかし、デメリットは確実性がないことです。

「これをしたからSEO対策は万全!」といえる正解がないため、常にページの改善や更新を怠らずに続けていくことが大切です。

4.SEO対策のやり方10選

では、具体的にはどのようなやり方があるのでしょうか。すぐに実践できるSEO対策の10の方法を、コンテンツSEO対策、ページエクスペリエンス最適化、内部対策、外部対策の4つの分野に分けて詳しく説明します。

【コンテンツSEO対策】:Webマーケター、ライター

SEO対策において最も重要なこととして挙げられるのが、コンテンツSEO対策です。Webサイトのコンテンツを充実させ、ユーザーにとって有益な情報であることが求められています。ここでは実行しやすい4つの方法を具体的に紹介します。

【1】ターゲットキーワードを決める

ユーザーが欲しい情報は何かを考え、ターゲットになるキーワードを決定しましょう。同じキーワードで検索した際の、上位5つくらいの記事に含まれるタイトルや見出しを参考に、鍵となるキーワードを見つけましょう。

【2】適切なタイトルを設定する

次に、一目で分かりやすいタイトルを設定しましょう。タイトルには決定したターゲットキーワードのほか、できる限り数字など説得力のある内容、権威性、読者の役に立ちそうに思える内容を含めます。

情報が普遍的なものではなく更新されていく内容であれば、【○○年版】【最新】など、タイトルで新しい記事であることをアピールすることも有効です。

【3】読者の検索意図に合うページを作る

そのキーワードを検索する方が抱いている疑問や悩みを分析し、読者の役に立つコンテンツを制作しましょう。どのようなユーザーが検索しているのか、どんな悩みや疑問を調べているのか、そのユーザーにとって役立つ答えは何なのか考え、その悩みや疑問を解決できるような情報を盛り込みます。

また、文章をただダラダラ長く書くのではなく、誰が読んでも理解できるよう分かりやすい文章で、余分な言葉は削り、長すぎる内容には見出しや小見出しなどを挿入して情報を整理しましょう。必ずしも文字数を多くする必要はありません。ユーザーが知りたい情報にいち早くたどり着けるよう設計し、情報の質を高めることが重要です。

【4】有益でオリジナリティのあるコンテンツにする

前述の通りGoogleはE-E-A-Tを掲げ、ユーザーにとって有益なコンテンツを上位表示させたいというスタンスです。記事やコンテンツを制作する際には、専門性・経験・権威性・信頼性の4つのポイントを網羅できるよう注力しましょう。

その記事の情報が信頼できるものなのか、運営会社や監修者の情報、データソースなどがはっきりしているのであればそれらの情報を盛り込むことも大切です。他社には簡単に真似ができないオリジナルのコンテンツや、経験談、実績などを充実させ、ユーザーにとって有益な情報を盛り込むことを意識しましょう。

視認性の面では、適宜見出しや画像、表、グラフ、アイキャッチを挿入し、簡単に理解しやすく、ページを読んでいる最中に離脱しないような工夫が大切です。

【ページエクスペリエンス最適化】:Webマーケター、Webディレクター

次に、ややテクニカルな面におけるユーザビリティについて考えてみましょう。ユーザーがページを快適に閲覧できるようにすることをページエクスペリエンス最適化と呼びます。対応すべき3つの要素を考えてみましょう。

【5】ページの表示スピード改善

ページの読み込みに時間がかかりすぎたり、表示されるまでのアクションが長すぎたりすると、ユーザーが離脱する原因になってしまいます。

特に画像や動画などが重たいと、表示が遅くなりがちなので、制作環境だけではなく、出先のWi-Fiや電波状況があまり良くない場所での表示にどのくらい時間がかかるのかなど、ユーザー目線でチェックしてみましょう。

画像や動画は画質が悪くならない程度に圧縮したり、できるだけスピードの速いサーバーを利用したりすることで表示スピードは改善できます。

【6】スマートフォン対応

Webサイトをレスポンシブデザイン(閲覧者の画面サイズに合わせた表示)にすることも重要です。前述のstatcounter GlobalStatsで、2022年のパソコン、モバイル(主にスマートフォン)、タブレットのそれぞれの閲覧割合を見ると、日本では全体にモバイルが占める割合は37.88%、タブレットはわずか2.51%です。

【日本】左から、パソコン、モバイル、タブレットによる閲覧割合(2022年)
【日本】左から、パソコン、モバイル、タブレットによる閲覧割合(2022年)

しかし、世界全体で見れば、モバイルが60.29%を占め、日本とは逆転の現象が起こっています。

【世界】左から、パソコン、モバイル、タブレットによる閲覧割合(2022年)
【世界】左から、パソコン、モバイル、タブレットによる閲覧割合(2022年)

日本国内においても、Webサイトの種類や提供する情報により、どの種類の端末からのアクセスが多いかは異なるでしょう。BtoBのサイトでは勤務中にパソコンで検索する方も一定数いることが予想できる一方で、出先でタブレットやスマートフォンで情報を調べるビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。

レスポンシブデザインに対応し、どのようなデバイスからアクセスされても見やすいページ設計にすることが重要です。

【7】ページのSSL化(暗号化通信)

Webサイト全体をSSL化(暗号化通信)にして、ユーザーの個人情報や閲覧情報が盗み見られることのないようにしましょう。

SSL化されていないサイトでは警告が表示される場合があり、ユーザーに不安を与えてしまうとユーザーはそのサイトの閲覧は諦め、他のサイトへ流れてしまうでしょう。WebサイトのSSL化を調べる方法や、詳しいSSL化の方法については、『SSL化とは?必要な理由・かかる費用・しないとどうなるのか解説』の記事をご覧ください。

【内部対策】:Webマーケター、Webディレクター

次に、Webサイトの内部で行うべき2つの対策について説明します。

【8】内部リンク構造を最適化する

ユーザーが欲しい情報にたどり着きやすいよう、関連記事のリンクを貼ったり、パンくずリストを設置したりしてカテゴリごとに分けた記事や記事の関連性が分かりやすいようにしましょう。

内部のリンク構造を分かりやすくすることは、クローラーによるページのインデックスのしやすさにもつながります。

【9】ページの内容を更新し、日付も更新する

Webページは、できる限り新しい情報に更新しておきましょう。Googleは古い情報よりも新しい情報に価値があると考えています。内容と更新日を常に最新にしておき、新しい記事と認識してもらうことで、有益と判断される可能性が上がります。

しかし中には、履歴として過去の情報が役に立つ場合もあります。そうした場合は、過去の情報を分かりやすくまとめた最新の記事を作成したり、新しい記事から過去の記事にリンクしたりする形で、ユーザーが見つけやすく、分かりやすいよう工夫しましょう。何年も前の記事がメンテナンスもなしで放置されている状況は望ましくありません。古くなって不要になったコンテンツの整理や、情報の統合などの管理を怠らないようにしましょう。

【外部対策】:Webマーケター

最後に、外部対策として重要なリンクについても対策が必要です。

【10】被リンクの獲得

Googleはページ間のリンクを投票として解釈し、評価されているページをあぶりだしています。評価の高いサイトやブログ、SNSなどからの自然発生的なリンクが評価される一方で、スパムリンクや自動生成など評価の低いサイトからのリンクは、自社のWebサイトの評価も下げてしまいます。

プレスリリースや信頼性のある外部サービスを通じてリンクを獲得したり、リンク切れを放置しないよう定期的にチェックしたりするなどの対策を行いましょう。

被リンクの調べ方、良質なリンクの増やし方については『被リンクとは?調べ方からSEOに重要な良質な増やし方・対策まで徹底解説11選』の記事もご覧ください。

5.SEO対策の注意点

SEO対策では絶対にしてはいけないこともあります。Googleのスパムに関するポリシーを確認し、NG行為がないようにしましょう。

【Web検索のスパムに関するポリシー】Googleのスパムに関するポリシーより抜粋

  • クローキング
  • 誘導ページ
  • ハッキングされたコンテンツ
  • 隠しテキストと隠しリンク
  • キーワードの乱用
  • リンクスパム
  • 機械生成トラフィック
  • マルウェアや悪意のある動作
  • 誤解を招く機能
  • 無断で複製されたコンテンツ
  • 不正なリダイレクト
  • スパム行為のある自動生成コンテンツ
  • 内容の薄いアフィリエイト ページ
  • ユーザー生成スパム

上記のような行為があり、Googleのポリシーに違反していると判断された場合、自動もしくは手動ペナルティの対象となる場合があります。ペナルティの対象となってしまった場合や、記事がインデックスされていない場合の対処方法は『Googleにインデックスされない7つの原因とは?必要な期間・効果的な対策を解説』の記事をお読みください。

6.まとめ

Googleをはじめとする検索エンジンのSEO対策事情と、初心者でも取り組みやすい基本的な対策10選、やってはいけないSEO対策の注意点について解説しました。

SEO対策は一朝一夕でできるものではなく、常にユーザー目線に立って、読者の利益となる情報へのアップデートや更新を繰り返していくことが重要です。記事で紹介した具体的なSEO対策を参考に、実践してみてくださいね。


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
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