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共起語とは?SEO対策で重要?活用時の注意点と分析ツールのおすすめ3選

共起語とは?SEO対策で重要?活用時の注意点と分析ツールのおすすめ3選

共起語を取り入れてどのようにSEO対策をすべきなのか、なぜ共起語が重要なのか、分からずお困りではないでしょうか。

共起語はSEO上重要だといわれており、上位に表示されるサイトほど多く含まれる傾向にあります。しかし、ただ盛り込むだけで良いものではありません。

本記事では、共起語とは何か、SEO上の重要性や活用時の注意点、おすすめの分析ツールについて解説します。

目次

1. 共起語とは

共起語とはどのようなものか、定義や具体的な例を紹介します。

共起語の定義

共起語とは、あるキーワードに対して、一緒に使われることが多いキーワードのことです。コンテンツ作成のときに、この共起語がどの程度コンテンツ内に含まれているのかが、質のよさにつながるといわれ、注目されています。

共起語の例

実際の共起語はどのようなものかイメージできない方も多いでしょう。共起語を調べるツールとして、ラッコキーワードで「SEO」について調べてみると、以下のようなキーワードが共起語としてピックアップされます。

  • ツール
  • 効果
  • メリット
  • 評価
  • 上位
  • キーワード
  • 検索エンジン
  • Google
  • 検索エンジン最適化

共起語は1つのキーワードに対して、複数登場することが多く、これらのキーワードを記事にうまく盛り込みつつ、Webサイトのコンテンツをつくることが重要だといわれています。

サジェストワードや関連キーワードとの違い

共起語と混同されて使われていることもあるのが、サジェストワードと、関連キーワードです。

サジェストワードとは検索エンジンで、メインとなるキーワードと一緒に検索されることが多いワードです。「SEO」というキーワードであれば、「SEOとは 何の略」「SEO対策 費用」などがサジェストワードとしてピックアップされます。

「SEO」で検索した際のサジェスト例
「SEO」で検索した際のサジェスト例

関連キーワードとは、あるキーワードから連想されることが多いワードです。Googleで検索した際には、画面下に表示され、以下のように、検索した言葉の同義語や類義語などが表示されます。

SEOで検索した際の関連キーワード例
SEOで検索した際の関連キーワード例

2. SEO上の重要性

共起語はSEO上重要だといわれていますが、どのような点で重要なのかについて説明します。

共起語が多いほど評価されやすい

SEO上重要だといわれている理由の1つが、共起語が多いほどGoogleから評価され、上位表示されやすい傾向があるためです。

SEO対策としては、「必要な情報を網羅しているか」「専門性がある記事なのか」などの要素が重要視されており、そのような条件を満たすほど、共起語が占める割合も増える傾向にあります。

共起語からニーズを予測する

共起語は検索した人の検索ニーズを読み取るためにも役立ちます。

共起語が多く含まれるほど、上位表示される傾向にあるため、共起語に含まれる内容から、検索した人のニーズがどこにあるのか、検討するのに役立ちます。

共起語は年月の経過によって、傾向が変わることもあるため、共起語の変化から、需要の変化を読み取ることも可能です。

「Google が掲げる 10 の事実」を守ることが重要

共起語はなるべく記事に含めることで、検索順位が上がるといわれていますが、それ以上に優先すべきこととして、「Google が掲げる 10 の事実」が挙げられます。

「Google が掲げる 10 の事実」とは、Googleが検索エンジンで評価すべきことをまとめたもので、SEO対策をする上で重要な基本理念ともいえます。

具体的には以下の事実で構成されています。

・ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
・ 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
・遅いより速いほうがいい
・ウェブ上の民主主義は機能する
・情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
・悪事を働かなくてもお金は稼げる
・世の中にはまだまだ情報があふれている
・情報のニーズはすべての国境を越える
・スーツがなくても真剣に仕事はできる
・「すばらしい」では足りない

Googleの検索エンジンは、10の事実を前提にしてシステムを構築しており、今後のアップデートの内容も、この考えを前提に変更されると考えられます。そのため、10の事実を踏まえたコンテンツ作成をすることで、SEO効果の高いコンテンツ作成がしやすくなるでしょう。

3. 共起語分析ツールのおすすめ3選

共起語を見つけるツールは、さまざまで、無料で使えるものも多々あります。ここでは、共起語分析ツールのおすすめについて3つ厳選してお伝えします。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、無料で利用できるツールで、共起語だけではなく、関連キーワードやサジェストについても調査ができるツールです。

基本的には無料で利用できますが、無料版は月の検索数に上限があり、一定以上の頻度で利用する場合には、440円〜の有料プランを利用するのが良いでしょう。

共起語検索

共起語検索は、あるキーワードに対して、Google検索で上位30のサイトに対して、よく使われるキーワードを抽出できる無料ツールです。

使い方は調べたいキーワードを、入力して「検索」ボタンを押すだけなので、操作方法もシンプルで分かりやすくなっています。

Keywordmap

Keywordmapは競合分析に特化したツールで、キーワードの調査に加え、自社と競合他社の順位比較やユーザーニーズの分析をサポートするツールです。

分析だけではなく、コンテンツ制作に関するサポート機能や、広告調査機能もあり、コンテンツ制作の質を今後高めていきたい場合に効果が期待できます。

料金については、使用する機能や会社の規模によって異なるため、別途お問い合わせください。

4. 共起語を使ったライティングの注意点

共起語はうまくコンテンツに取り入れることで、よりSEO効果を高められますが、注意すべき点もあります。ここでは、どのような点に注意すべきか、解説します。

コンテンツの質を重視する

1つ重要なこととして挙げられるのが、最初の事実である「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」です。簡単にいえば、ユーザーに役立つコンテンツを重視するということを示します。

闇雲に共起語を詰め込むことで、文章が分かりにくくなる、ユーザーの欲しい情報ではない情報を盛り込むなどの問題が起きる可能性もあるでしょう。ユーザーに必要なコンテンツを作成したら、結果として共起語も多く含まれているという状態が理想的です。

過剰に共起語を詰め込まない

コンテンツ作成時には、過剰に共起語を詰め込みすぎないようにしましょう。極端な話ですが、共起語をただ羅列し、文章として意味をなしていない状態の場合は、スパムであると認識され、検索順位を落とす可能性もあります。

5. まとめ

本記事では、共起語とは何か、共起語を盛り込むメリットや活用する際の注意点について、解説しました。共起語はSEO対策上多い方が良いことは間違いありません。ユーザーニーズの分析にも役立ち、適度に入れ込むことで、検索順位にも良い影響を与えると考えられます。

ただし、共起語を盛り込めば順位が上がるというものでもありません。コンテンツそのものの質を上げることが重要です。

コンテンツの質を上げるにはどうすれば良いか分からない方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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BeMARKE編集部
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