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メタディスクリプションを効果的にする7つのポイント!書き方やメリットも

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メタディスクリプションを効果的にする7つのポイント!書き方やメリットも

「メタディスクリプションって何?」

「大事そうだけど、どう書いたら良いのか分からない…」

という方に、この記事では効果的なメタディスクリプションの書き方やメリットをご紹介します。

また、せっかく書いたメタディスクリプションが反映されない理由や、面倒な場合には書かなくても良いのか、などのよくある質問とその答えも解説しています。メタディスクリプションの書き方や、書く際のポイントの参考にしてくださいね。

目次

1.メタディスクリプションとは?

メタディスクリプションとは、ページや記事の概要を紹介する70~120字程度の文章のことです。検索結果のページタイトルの下に表示され、そのページをクリックしなくても閲覧できます。ただ単にディスクリプションと呼ばれる場合もあります。

自分が書いたメタディスクリプションがそのまま表示される場合もあれば、GoogleのAIにより、記事内の重要と判断された箇所から、メタディスクリプションが自動生成される場合もあります。

Be MARKEの記事でいうと、下記のように検索結果に表示される、青字のタイトル下の2行程度の黒字のことです。

メタディスクリプション

一見SEOに直接影響しないのに書くのは面倒なだけに思えるかもしれませんが、メタディスクリプションを書くことにはメリットがあり、重要です。

2.メタディスクリプションを書くメリット3つ

メタディスクリプションを書くことによる、3つのメリットを紹介します。

【1】検索表示結果のクリック率をアップ

メタディスクリプションの説明が、ユーザーの検索意図とマッチしていて有益であると判断された場合、そのページを詳しく読みたいと感じクリックされる確率が高まります。

反対に、メタディスクリプションの内容が回りくどく感じられたり、ユーザーが求めている内容からズレていたり、誤字脱字などで信頼性に疑問符がついてしまったりすると、せっかく検索結果で上位に表示されていたとしてもクリックされず、読んでもらえないかもしれません。

メタディスクリプションの内容自体が直接SEOに影響を与えるわけではありませんが、説明次第でクリック率や信頼性に大きく影響することは念頭に置いておきましょう。

【2】記事の内容を的確に要約しユーザーとのミスマッチが減らせる

メタディスクリプション内で記事が想定している読者や、記事で取り上げている内容を明確にしておくことで、ターゲットとなる読者以外からのアクセスを減らせます。それにより、Webサイトの直帰率を下げたり、関心の高いユーザーが絞り込まれるため、コンバージョン率を上げたりできるメリットがあります。

例えば〈メタディスクリプションとは〉と検索した場合に、ただ知らない用語の説明だけのページを探しているのか、メタディスクリプションの書き方や関連する用語まで知りたいのかによって、求めているページは異なるでしょう。

読者として想定しているターゲットや内容を明確にしておき、記事の内容を的確に要約したメタディスクリプションにすることで、ユーザーとのミスマッチを減らせます。

【3】Googleの検索エンジンにページの概要を認識させられる

メタディスクリプションは、ユーザー向けのみならず、Googleの検索エンジンにページの概要を認識させる役割もあります。

また、次の例のようにGoogleのサジェスト機能で、検索結果に関連する疑問などが表示される場合があります。それぞれの質問の右側にある矢印をクリックすると、質問に対する答えが表示されますが、それぞれの回答はGoogleのAIが有益と判断した情報をWebサイト上で集めてきたものです。

メタディスクリプションとは

このように、秀逸なディスクリプションと判断された場合や、記事の内容が有益な場合、サジェスト機能の問いに対する答えとして検索結果に反映されることがあります。

3.効果的なメタディスクリプションを書く7つのポイント

続いて、効果的なメタディスクリプションを書くための7つのポイントを紹介します。

【1】文字数は70~120文字以内

【2】KWを適切に用いる

【3】大事なことはできるだけはじめの方に書く

【4】記事が想定している対象者を書く

【5】読むとどのような悩みを解決し、情報が得られるのか要点をまとめる

【6】どのような筆者(会社や団体)が書いているのか紹介する

【7】他のページと共有せず、それぞれ固有のものにする

それぞれの施策と方法を詳しく説明します。

【1】文字数は70~120文字以内

メタディスクリプションは、PC・スマートフォン・タブレットなどのデバイスや、Chrome・Safari・Firefoxなど、ブラウザによっても表示される文字数が異なります。特にスマホとPCでは字数が違うので、重要なことは必ず前半の70文字以内に記載し、残りの文字数の部分には、補足的な情報や、読まなくても理解できる内容を書くようにすることが大事です。

短すぎても要点を十分にまとめられていないと判断される可能性があるため、メタディスクリプションは最低でも70文字以上、長くても120文字までの間で作成しましょう。

【2】KWを適切に用いる

メタディスクリプションは大切ですが、直接SEOに影響するわけではありません。以前はメタディスクリプションにKWをできるだけ多く詰め込むことが大事だとされていた時期もありますが、現在ではメタディスクリプションがSEOの検索順位に直接作用しないことをGoogleが公表しています。

KWをむやみに乱発したり多用したりするのではなく、適切にその記事やページの内容が伝わるように書くことを心がけましょう。

【3】大事なことはできるだけはじめの方に書く

スマートフォンなど、表示される文字数が少ない場合でも要点が伝わるよう、大事なことは文のはじめの方に書くのが鉄則です。できる限り文頭に近い箇所にKWや数字など、最も重要な情報を盛り込みます。そして中盤から後半は共感文や関連する疑問、記事の発行元の信頼性に関する情報など、補足的な情報を付け足すようにしましょう。

【4】記事が想定している対象者を書く

記事を読んでほしい対象者を絞り込んでおくことも有効です。例えば「BtoBマーケティングの担当者向けに」「人材雇用に悩む経営者の方に」など、対象者を絞り込んでメタディスクリプションに記載しておくことで、該当する人が認識しやすくなります。

ターゲットを絞り込んだ情報であればあるほど、サイトを訪れるユーザーからすると、自分の抱いている疑問や悩みを解決してくれそうだという期待値が高まるため、その記事を読んでみたくなります。またニッチな悩みや課題の場合、ユーザーが自分で原因に気づいていない場合もあります。そのような場合に気づきを与えられる内容が書かれていると、記事の信頼性も高まります。

どのような人に読んでもらうことを想定しているのかきちんと分析して、メタディスクリプションに盛り込みましょう。

【5】読むとどのような悩みを解決し、情報が得られるのか要点をまとめる

その記事を読むメリットを提示しておくことも、ユーザーにクリックを促す要因の一つです。

読んだことによる変化や、解決できる悩みについて事前に提示しておけば、検索結果を見たユーザーがその記事やページを閲覧したいと思う可能性を高められます。この記事の場合は以下の内容を記載しています。

(例)メタディスクリプションとは何か、どうすれば効果的でクリックしたくなる説明を書けるのかを解説。書くことによるメリット、書き方の具体例や、書かなくても良いといううわさの真偽まで分かりやすくお伝えします。

その記事を読むメリット・読んだあとの変化を想像できるような端的な文章を書く工夫が必要です。

【6】どのような筆者(会社や団体)が書いているのか紹介する

その記事やWebサイトの信頼性に関わる情報や筆者の情報も、メタディスクリプションに盛り込みたい内容です。そのサイトがどのような分野に特化しているのか、どういった企業・団体が運営しているのかなど、ユーザーを安心させる内容を盛り込んでおくことでクリックしやすくなります。

大手企業や、知名度の高い企業やサービス、公的機関など信頼性が高い情報は、メタディスクリプション内にできるだけ盛り込むようにしましょう。知名度や筆者の権威性を示せるものが何もない場合は、簡単な自己紹介のような内容を記載しておきます。筆者の経験や記事の価値を裏付けできる要素を書くことによって、信頼性を高められます。

例としてBe MARKEの場合、BtoBマーケティングに特化した情報を発信しているWebサイトであると紹介することで、BtoBマーケティングに関わる情報を求めている人からより見つけてもらいやすくなります。

筆者やWebサイトの運営者の背景についても、できる限りメタディスクリプションに記載しましょう。

【7】他のページと共有せず、それぞれ固有のものにする

メタディスクリプションは、それぞれのページでオリジナルのものを記載することが大切です。記事やページの内容を的確に要約するのは容易ではないため、面倒に感じてしまいがちですが、サイト全体で同じメタディスクリプションを共有することはおすすめできません。それぞれのページや記事の内容に合ったものを記載しましょう。

しかしながら、限られた文字数の中で上記7つのポイントをすべて盛り込むのは現実的ではない場合が多いでしょう。そのページごとの特性や、想定している読者に合わせて、必要な情報を取捨選択する必要があります。

優先順位の高い情報から順に記載するようにしましょう。

4.メタディスクリプションに関するよくある質問

メタディスクリプションに関する、よくある質問をまとめました。

メタディスクリプションを書いたのに反映されないのはなぜ?

メタディスクリプションは、反映されるまでに時間がかかる場合もあります。必ず指定通りのメタディスクリプションが掲載されるとも限らないため、どのぐらいの時間で反映されるのかについても、明確な基準はありません。

また、GoogleのAIの判断により、メタディスクリプションに記載されている情報ではなく、他の記述が有益な情報と判断されたためにその内容が掲載されているという場合もあります。

メタディスクリプションが不要って本当?

メタディスクリプションは、SEOに直接影響するわけではないので、必ずしも必須とは限りません。

何がなんでも記載しなければページが圏外になってしまう…というようなものではなく、努力目標と思っても差し支えはありません。なぜなら、もしメタディスクリプションを空欄にしておいたとしても、Googleが自動で重要だと判断した箇所を抜き出して表示してくれるからです。

しかしその場合は意図したメタディスクリプションになるとは限らず、ユーザーにとっても有益な情報であるとも限りません。分かりやすくユーザビリティを向上させるためには、できるだけオリジナルのメタディスクリプションを作成することをおすすめします。

5.まとめ

メタディスクリプションとは何か、記載することのメリットや効果的な書き方をお伝えしました。書き方が難しかったり、手間もかかったりするかもしれませんが、メタディスクリプションを書くことによってユーザーから見つけられやすくなり、クリック率がアップするなどのメリットがあります。直接的にSEO対策にはならなかったとしても、Webサイト全体のユーザビリティの向上という側面で、長い目で見ればSEO対策にもつながっていきます。記事の内容を参考に、魅力あるメタディスクリプションを作成してください。 


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
BeMARKE編集部

BeMARKE(ビーマーケ)は、BtoBマーケティングの課題解決メディアです。 BtoBマーケティングのあらゆる局面に新しい気づきを提供し、リアルで使える「ノウハウ」を発信します。

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