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無料で使えるSFA19選 各ツールの特徴や機能を紹介

 無料で使えるSFA19選 各ツールの特徴や機能を紹介

SFA(営業支援システム)は、営業プロセスの可視化や顧客管理、案件管理などができるツールです。うまく活用できれば、業務効率や受注率のアップにつながります。

そして、今日ではさまざまな種類のSFAが存在し、これから導入を考えている企業にとっては「どれがいいか迷ってしまう」ということも少なくありません。そこでこの記事では、初めてのSFA導入におすすめな無料プラン・無料トライアルのあるSFAを一気に紹介していきます。

目次

1.無料プランのあるSFA3選

スタートアップなので資金に余裕がない、セールスが数人しかいないという場合は、無料プランのあるSFAがおすすめです。スモールスタートをこころがけて、リスクを最小限に抑えながらSFAの導入を進めてみましょう。

【1】monday.com

【2】feels

【3】HubSpot Sales Hub

【1】monday.com

monday.com社が提供する「monday.com」は、世界でもトップシェアを誇るSFAの1つです。企業規模にかかわらず15万社以上の導入実績があり、顧客管理やプロジェクト管理、マーケティングなど多様なサービスに対応しています。また、SlackやGoogle、Zoom、Salesforceなど、50を超える外部サービスと連携ができ、シームレスな営業システムを構築できます。

なお、個人プラン(最大2ユーザー)は利用料永年無料となっており、有料プランでも14日の無料トライアル期間が設けられています。

【2】feels

「feels」は、株式会社AMG Solutionが提供するSFA/CRM・日報クラウドサービスです。搭載する機能をあえて必要最低限に抑えているため、シンプルで使いやすいUIが特徴です。「従来のSFAは複雑すぎる」「いろいろな機能を使い切れていない」という企業におすすめのSFAといえるでしょう。

無料版でも利用人数無制限で使用でき、アプリのインストールも不要なのでアカウント作成後すぐに利用できるのもポイントです。

【3】HubSpot Sales Hub

HubSpot Sales Hubは、リードを効率的にコンバージョンへと誘導できるSFAです。基本から応用までさまざまな機能を搭載しており、なかでもメールのパフォーマンス測定機能が特徴的です。例えば、相手がメールを開封したり、リンクにアクセスしたりすると通知が届き、その情報をもとにリードの興味度合いを定量的に測ることができます。さらに、効果の高いメールを横展開できる「Eメールテンプレート機能」も備えており、「徹底的に業務を効率化したい」という企業におすすめです。

無料プランでは、コンタクト管理やEメールのスケジュール設定、ウェブチャットなどの機能を利用可能です。

2.無料トライアルのあるSFA16選

続いては、無料トライアル期間が設けられているおすすめのSFAを紹介していきます。自社に合ったツールを選ぶためにも、本導入の前には必ず無料トライアルを利用しましょう。

【4】ホットプロファイル

【5】pipedrive

【6】Sales Force Assistant

【7】サスケ Sales

【8】ネクストSFA

【9】WaWaFrontier

【10】JUST.SFA

【11】Synergy!

【12】cyzen

【13】Mazrica Sales

【14】Zoho CRM

【15】Sales Cloud

【16】GRIDY SFA

【17】Microsoft Dynamics 365

【18】kintone

【19】ZENRIN GIS パッケージ セールスサポート

【4】ホットプロファイル

株式会社ハンモックの「ホットプロファイル」は、SFA・MA・名刺管理を1つに集約したサービスです。マーケティング支援から名刺管理、営業支援までをシームレスに統合でき、業務の効率化につながります。

顧客情報では顧客の最新情報や関心、過去の営業活動などが1つの画面に表示され、必要な情報にすぐにアクセスできます。データの自動整理機能も充実しており、リードナーチャリングからクロージングまで途切れることなく管理できるのも特徴です。属人的な営業活動から脱したい、営業とマーケティングの連携を高めたい、という企業におすすめです。

無料トライアル期間:30日間

【5】Pipedrive

Pipedriveは世界10万社以上に利用されているSFAで、幅広い機能と直感的に操作できるUIが特徴です。リード管理から営業履歴の追跡、タスク管理などを網羅しており、日本語のカスタマーサービスにも対応しています。業務効率の改善による売り上げアップが期待でき、pipedrive導入後の平均売り上げ上昇率は28%となっています。

「Excelでのデータ管理から抜け出したい」「他のSFAを使ってみたけど合わなかった」という企業はぜひ一度pipedriveを試してみてはいかがでしょうか。

無料トライアル期間:14日間

【6】Sales Force Assistant

「Sales Force Assistant」は長年、SFAや営業日報の研究・開発を行う株式会社NIコンサルティングのサービスです。このSFAの一番のポイントはAI秘書が搭載されている点で蓄積された顧客の情報や商談の内容などを分析し、営業担当に対して的確なアドバイスを行ってくれます。

なお、プランは「クラウド」と「オンプレミス」の2つ。案件営業向けSFAの場合、クラウドの初期設定費用は 5万円、1ユーザー当たりの月額4,000円です。オンプレミスはパッケージ購入方式となり、30万円〜となっています。

無料トライアル期間:14日間

【7】クラウドサービスサスケ

株式会社インターパークの「クラウドサービスサスケ」はリード育成に特化したSFAです。「商談前の見込み顧客の導入意欲を高める」ことを目的としており、ウェブサイト訪問から展示会・セミナー参加までオンライン・オフラインを問わずリードの情報を一元的に管理できます。

これまでに1,000社以上の導入実績があり、その継続率はなんと98.9%。導入した企業のほとんどが継続的に利用し、顧客管理の効率化を図っています。

無料トライアル期間:要問い合わせ

【8】ネクストSFA

ネクストSFAは「使いやすさ」と「見やすさ」が強みのSFA。案件管理、メール配信、スコアリング、フォーム生成までを一括で行うことができ、画面レイアウトも自由にカスタマイズできます。

また、無料サポート体制が充実しているのもネクストSFAの魅力です。初期設定から導入後のヒアリングまで、フェーズごとに専任の担当者が適切なサポートをしてくれます。

無料トライアル期間:14日間

【9】WaWaFrontier

株式会社アイアットOECのSFA「WaWaFrontier」は、手ごろな料金ではじめられるASP 型 SFA アプリケーションです。日報入力、案件管理、顧客面談履歴などの機能を備えており、セールス個人のなかに留まりがちな情報をデータ化することで組織的な営業システムを構築できます。

SFAのフィルタ機能を使えば、「前回の接触日からどれくらいが経過したか」「どのクライアントにアプローチできていないか」など顧客との接点を可視化でき、接触漏れの防止につながります。

無料トライアル期間:14日間

【10】JUST.SFA

JUST.SFAは、プログラミング知識不要で自社オリジナルのSFAを構築できるサービスです。業務プレートと呼ばれるボードにチャートやカレンダー、集計表など、表示する各種情報を自由に取捨選択できます。カスタマイズもマウス操作だけなので他部署に依頼する必要もありません。営業部署内で都度SFAの微調整ができるので、新規営業からルート営業まで、さまざまな営業スタイルに合わせてSFAを運用できます。

無料トライアル期間:要問い合わせ

【11】Synergy!

シナジーマーケティング株式会社のSFA「Synergy!」は、顧客情報の管理・収集・活用を一元化できる営業支援ツールです。無駄な機能をできる限りそぎ落とし、管理画面もシンプルかつ操作性の高いものになっています。また、セキュリティ面にも配慮されており、外部アクセスからの防護はもとより、操作ログや二重ログイン検知などさまざまなセキュリティ機能を備えています。

無料トライアル期間:14日間

【12】cyzen

cyzenは、スマートフォンでの操作を基本としたSFAです。現場での使いやすさを最優先にした設計で、モバイル端末のみで営業日報や顧客情報の管理などを行えます。顧客情報を地図にマッピングできるため、外回りの多い営業部署に最適なSFAの1つです。操作もシンプルで分かりやすく、ITの知識がない営業担当者も使いやすいでしょう。

無料トライアル期間:14日間

【13】Mazrica Sales

「Mazrica Sales」は株式会社マツリカが提供するサービス。マーケティング・営業双方が使える機能を備えており、クラウド型であるためソフトウェアのインストールなども不要です。

AIが搭載されているのが特徴で、顧客のニュースリリースや株価などを自動で取得・分析してくれます。さらにAIによる分析結果をもとにして、リスクの洗い出しや類似案件の抽出など受注率アップのアドバイスを行ってくれます。

無料トライアル期間:要問い合わせ

【14】Zoho CRM

「Zoho CRM」は、SFAとCRMが一体化した営業支援サービスで、世界各国25万社で利用されています。直感的に操作できる分かりやすい設計になっており、初めてのSFA導入にもおすすめです。なお、サービスを運営する「Zoho」は米国会社であるものの日本法人設立から20年以上が経過しており、日本語サポートにも対応しているので疑問点も迅速に解決できます。

無料トライアル期間:15日間

【15】Sales Cloud

株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する「Sales Cloud」は、世界15万社以上で導入されているSFA・CRMツールです。BtoBだけでなく、BtoCやECなどさまざまなビジネスシーンで利用されています。

顧客管理、ワークフロー自動化、レポート分析など、営業活動に必要な機能を網羅しています。AIが組み込まれており、購入確度の高い顧客のリストアップ、売り上げ予測などもリアルタイムで行ってくれます。

無料トライアル期間:Essentialsプランの場合は14日間、それ以外の場合は30日間

【16】GRIDY SFA

GRIDY SFAは、名刺情報と営業報告の入力をすることで、営業活動の見える化を推進できるSFAです。日報もわずか3ステップで入力ができ、Googleカレンダーと連携できるのでスケジュール管理にも役立ちます。さらにレイアウトも自由にカスタマイズ可能で、自社の業務内容に応じた内容で顧客情報や担当者、商談内容などを入力できます。

なお、データ蓄積量に応じた料金体系なのもGRIDY SFAの特徴です。ID数無制限なので、ユーザー数を気にすることなく利用できます。

無料トライアル期間:要問い合わせ

【17】Microsoft Dynamics 365

Microsoft Dynamics 365も、見込み顧客の獲得から受注までの営業活動を一元管理できるSFAです。Microsoft社の製品であるため、OutlookやExcelなどとの相性も良く、あらゆる営業活動をシームレスに集約できます。そして、40以上の言語に対応しているので、海外に支社を構える企業やこれからグローバル展開を狙うスタートアップにおすすめのSFAといえるでしょう。

無料トライアル期間:30日間

【18】kintone

サイボウズ株式会社の「kintone」は、業態・職種・仕事内容に応じて自分だけのシステムを構築できるSFAです。案件管理、見積作成、レポートなど営業活動に欠かせない機能のほか、人事・開発・マーケティングなどに関連するアプリも用意されています。営業だけでなくマーケティング、HR、法務など部門をまたいだ業務支援システムが必要な方におすすめです。

無料トライアル期間:30日間

【19】ZENRIN GIS パッケージ セールスサポート

「ZENRIN GISパッケージ セールスサポート」は、地図データベース・コンテンツなどを扱う株式会社ゼンリンのSFAです。新規顧客の開拓、営業リストの作成、訪問先のリストアップ、営業活動の共有などを一括で管理してくれます。

ゼンリンの強みである地図データ、法人企業データをもとに、効率的かつもれなく営業リストを作成してくれるのが特徴です。国内企業の99.7%、全国820万件の企業をカバーしており、商談記録や営業マップの作成などセールスパーソンにとって役立つ機能が多数搭載されています。なお、試用版は2022年10月まで無料で使い放題となっています。

無料トライアル期間:2022年10月まで無料で利用可能

3.無料のSFAを選ぶときのポイント

最後に、SFAを選ぶ際に気をつけたいポイントを2つ紹介します。

・必要な機能が搭載されているかを確認する

・無料で使える範囲を確認する

必要な機能が搭載されているかを確認する

SFAと一口にいっても、「多機能搭載の総合的なもの」「リードナーチャリングに特化したもの」「ルートセールス向きのもの」など、内容は多岐にわたります。それゆえ、SFAを選ぶ際には「自社にとってどの機能が必要か」を明確にしましょう。

SFAは、現在抱えている課題を解決するための手段です。商談の見える化をしたい、社内にばらばらに存在する顧客データを一元管理したいなど、自社の課題に合わせて最適なツールを選ぶようにしましょう。目的意識があいまいだとスペックの高いSFAを導入しても、活用しきれずせっかくの投資が無駄になってしまうので気をつけてください。

無料で使える範囲を確認する

SFAを本格導入する前に、積極的に無料トライアルを利用しましょう。その際には「無料でどこまで使えるのか」「トライアル版には自社が必要としている機能が含まれているか」を必ず確認します。

無料プランのSFAはコストがかからないぶん、機能や利用人数などが限られることがほとんどです。また、無料トライアルにおいても一部機能が使えない場合も多く、試してみたい機能が使えなければせっかく試験導入してもその成果を正確に測れません。目先の費用だけでなく、SFAを導入する目的や自社に必要な機能などと照らし合わせながらツール選定を行いましょう。

4.まとめ

SFAは顧客の情報や営業活動を1つのシステムで一元管理できる便利なツールです。今日では、効率的な営業を推し進めるために欠かせない道具となっており、まだ使ったことがないという方はぜひ導入を検討してみましょう。

ほとんどのSFAでは無料トライアルが用意されています。まずは実際に使用してみて、自社との相性を判断しましょう。うまくマッチすれば、きっとSFAが営業成果を高めるための強力なツールになってくれるはずです。


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
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