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Webマーケティングとは?進め方のコツから役立つ本・資格まで徹底解説【未経験・初心者マーケター必見】

Webマーケティングとは?進め方のコツから役立つ本・資格まで徹底解説【未経験・初心者マーケター必見】

近年Webマーケティングに注力する企業が増え、それにともない未経験ながらもWeb担当者へ抜てきされた方も多くなっています。しかし担当者の中には、「どのように仕事を進めれば良いか」「経験がない自分でも務められるのか」といった不安がある方もいるでしょう。

本記事ではWebマーケティングとは何か、デジタルマーケティングとの違いを踏まえながら解説します。基本的な手法や進め方のほか、役立つ本や資格まで紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.Webマーケティングとは?

まずはWebマーケティングとは何か、担当者が押さえておきたい基礎知識を解説します。混同されやすいデジタルマーケティングとの違いも、あわせてチェックしていきましょう。

Web上で完結するマーケティング施策

Webマーケティングとは、Webを通して展開されるマーケティング施策です。ここで扱うWebとは、次のようにインターネット以外も含まれます。

  • インターネット
  • オンライン
  • パソコン
  • スマホ
  • タブレット など

またマーケティングとは戦略やツールなど、売上を上げるために必要なものすべてを指します。つまりWebマーケティングとは、Webを使って利益を出すあらゆる方法と言い換えられるでしょう。

なおWebマーケティングが注目されるようになった背景には、次のような社会的変化があります。

  • インターネットの発達
  • リモートワークの普及
  • IoT(モノのインターネット化) など

上記により今は顧客自らがインターネットで情報を集め、比較検討する時代です。売上を維持・向上させるためには、対面だけでなくWeb上での施策も重要になってきます。

デジタルマーケティングとの違い

Webマーケティングは、デジタルマーケティングの一部です。デジタルマーケティングとはデジタルの技術やデータを活用したものであり、オンライン・オフライン両方の施策を含みます。

マーケティングの関係図
マーケティングの関係図

各マーケティングにおける施策の例は、下表の通りです。

施策の例
Webマーケティング ・Web広告
・オウンドメディア
ホワイトペーパー
ウェビナー
・メール
・SNS
・動画 など
デジタルマーケティング ・アプリ
・CRM
・MA
・デジタルサイネージ※1
・AI
・IoT
・ビッグデータ など
マーケティング ・企画
・価格戦略(プライシング)
・テレビCM
・展示会
・セミナー
・郵送DM
・交通広告 など

※1デジタルサイネージ:広告を表示する電子機器(ディスプレイやプロジェクタなど)

さまざまな手法がありますが、すべてを実行する必要はありません。自社のターゲットやリソースに合わせて、取捨選択することが大切です。

2.Webマーケティングの基本的な手法

Webマーケティングの基本的な手法は、下表の通りです。

目的 内容
Web広告 ・見込み顧客の獲得 リスティング広告、ディスプレイ広告などを出稿し、顕在層の流入を目指す
SNS ・見込み顧客の獲得
・ブランディング
見込み顧客にとって有益な情報を定期的に発信し、Webサイトへの流入やブランディングを目指す
ウェビナー ・見込み顧客の育成 Web上でセミナーを開催してノウハウを伝授しつつ、見込み顧客との関係性を深める
メール メルマガやステップメールなどを配信し、Webサイトへの流入や資料請求などにつなげる
オウンドメディア ・見込み顧客の獲得や育成
・興味/関心度合いの推測
自社が管理するWebサイトで、企業の基本情報や自社製品などの情報を定期的に発信する
ホワイトペーパー 自社のノウハウやソリューションをまとめた資料を公開し、CVへつなげる
動画 自社製品や企業の魅力を伝える動画を配信し、再生回数や視聴者層を分析する

上記は早期に取りかかりやすい手法もあれば、金銭的・人的コストが多くかかるものもあります。それぞれの詳細について知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

関連記事:「BtoBにおけるデジタルマーケティングとは?5分でメリットまで解説【BtoBマーケ手法23選を無料ダウンロード】

3.Webマーケティングの進め方とコツ

Webマーケティングの進め方とコツを、5つのステップに分けて解説します。

  • 【1】ターゲットの決定
  • 【2】目標(KGI・KPI)の設定
  • 【3】取り入れる手法の選定
  • 【4】施策の実行と効果測定
  • 【5】改善策の検討と再実行

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【1】ターゲットの決定

まずはマーケティング戦略に沿って、ターゲットを決定します。そもそもマーケティング戦略がない、あるいは立案から大分時間がたっている場合は土台からの見直しが必要です。

ビジネススタイルや事業種別のマーケティング戦略パターンは、こちらの記事で解説しています。

関連記事:「取るべき施策が分かるBtoBマーケティング8パターンの戦略

またターゲットの選定・抽出には、3C分析やSWOT分析といったフレームワークの活用がおすすめです。分析の流れや項目について知りたい方は、こちらの記事や資料もぜひ参考にしてみてください。

関連記事:「【現役BtoBマーケターが厳選!】現場で本当に役立つフレームワーク10選を無料ダウンロード

関連記事:「【具体例付き】3C分析とは?目的・やり方を分かりやすく解説

【2】目標(KGI・KPI)の設定

ターゲットが明確になったら、KGIやKPIといった目標を実現可能な範囲で設定します。ムリのある目標設定は成果を上げられないだけでなく、従業員のモチベーションが下がり生産性の低下が生じるため注意が必要です。

例えばKGIが「売上5%アップ」という場合、KPIは次のように細分化して設定できます。

  • Web広告からLPへの流入10%アップ
  • 流入を増やすために、広告のクリック率10%アップ
  • 広告の表示回数を増やすために、広告の品質スコアを1アップ

最終的にLPのクリエイティブ面を改善するという、具体的で実現可能な施策が見えてくるでしょう。CVまでの目標設定をシミュレートしたい方は、こちらの資料をぜひチェックしてみてください。

関連記事:「Webマーケ施策計画に役立つ!BtoB企業向けCVシミュレーションシート【無料ダウンロード】

【3】取り入れる手法の選定

目標の設定後は、金銭的・人的リソースに合わせて取り入れる手法を選択します。必要に応じて次のようなツールを導入し、業務全体の効率化を図ることも大切です。

  • CRM
  • SFA
  • アクセス解析ツール
  • メール配信ツール
  • オンライン会議ツール など

またWebマーケティング会社や営業コンサルティング会社など、外部の力を借りるのも1つの方法です。自社にはないノウハウを得られるだけでなく、さまざまな業務のサポートを受けられます。特にリソース不足でWebマーケティングをなかなか進められないという企業は、外部の協力を得ることも検討しましょう。

【4】施策の実行と効果測定

施策と運用体制が整ったら実行し、時間を置いてから効果測定します。ただし手法によって、効果が出るまでの期間が異なる点は要注意です。例えばWeb広告は即効性がある一方で、WebサイトのSEO対策は成果が見え始めるまで最低でも1〜3か月かかります。

そのため、すべての施策をまとめてチェックする必要はありません。それぞれ適切なタイミングで効果測定を進めましょう。

【5】改善策の検討と再実行

効果測定の結果をもとに、改善策を検討し再度実行します。ここで大切なのは、定期的にPDCAサイクルを回すことです。課題の発見が遅れれば売上は落ち、改善策を講じてもなかなか持ち直せません。売上の維持・向上を目指す上では、PDCAサイクルを通じて小さな改善を繰り返すことが大切です。

また効果が出ている既存施策の成功要因を分析すれば、新しい施策にも生かせます。Webマーケティング全体の成果を上げるためにも、PDCAサイクルを回す際は既存施策と新規施策の双方に気を配りましょう。

4.【初心者向け】Webマーケティングを学べる本3選

Webマーケティングを学べる本としておすすめなのは、次の3冊です。

  • 「マンガでわかるWebマーケティング」
  • 「沈黙のWebマーケティング」
  • 「事例で学ぶBtoBマーケティングの戦略と実践」

それぞれ詳しく見ていきましょう。

「マンガでわかるWebマーケティング」

マンガでわかるWebマーケティング」は、ストーリーを楽しみながらWebマーケティングを学べる本です。マンガパートで概要を知り、解説パートで理解を深めるという流れになります。学べる内容の例は、次の通りです。

  • Webマーケティング(デジタルマーケティング)とは
  • 使われる指標
  • アクセス解析で分かること
  • データの活用方法
  • 課題解決の流れやコツ など

専門用語も噛み砕いて解説しているため、Webマーケティングの知識を持っていない超初心者も理解しやすいでしょう。

「沈黙のWebマーケティング」

沈黙のWebマーケティング」は、「マンガでわかるWebマーケティング」と同様にストーリー形式になっている本です。手に取ると辞書のように分厚く一瞬気後れしますが、中身はLINEのようなアイコンと吹き出しを随所に使っており読みやすくなっています。主な内容は、次の通りです。

  • 検索意図の考え方
  • 役立つフレームワーク
  • Googleサーチコンソールなどの操作方法
  • WebデザインやWebライティングのコツ
  • SNSの活用方法 など

登場人物がWebマーケティング初心者のため、一緒に成長するような気持ちで読み進められるでしょう。

「事例で学ぶBtoBマーケティングの戦略と実践」

事例で学ぶBtoBマーケティングの戦略と実践」は、よくある事例とそれに対して実行すべき施策について解説している本です。上記2つよりも、さらに踏み込んだ内容となっています。学べる内容の例は、次の通りです。

  • WebによるBtoBマーケティングの変化
  • BtoBマーケティングの特徴
  • CVポイントの設計
  • リード数や受注数を増やす施策
  • コンテンツマーケティングの始め方 など

随所に図解が挿入されており分かりやすいものの、専門用語が頻出するため超初心者向きではありません。逆に言うとある程度基礎を学び、より実践的な知識を身につけたい方におすすめの1冊です。

5.Webマーケターとは?

Webマーケターの仕事内容は、前述したようなWebマーケティングの実行です。ただし所属する企業によって、業務範囲は異なります。例えばWebマーケティング全般を担当する場合と、広告の出稿・分析のみを担当する場合など人によってさまざまです。

ここではWebマーケターの概要について、次の3点を解説します。

  • 平均年収
  • 経験の有無
  • 役立つ資格

それぞれ詳しく見ていきましょう。

平均年収は約520万円

Webマーケターの平均年収は、約520万円です。未経験や経験年数が少ない場合の平均年収は330万前後、ベテランになると600万〜1,000万円以上になるケースもあります。※2

※2出典:求人ボックス|Webマーケターの転職・求人情報より

代表的な働き方は、正社員とフリーランスの2つです。正社員は収入が安定する一方で、昇給しにくいデメリットがあります。フリーランスは収入が不安定になりやすいものの、報酬単価や稼働日数によっては正社員以上の高収入も実現可能です。

「Webマーケターへの転職はやめたほうがいい」といわれるケースもありますが、いずれの働き方もメリット・デメリットがあります。そのためワークライフバランスなど重視したい点を明確にし、自分が納得する働き方を選ぶと良いでしょう。

未経験でもなれる

Webマーケターはスキルを習得したあとも自己研さんを欠かさなければ、未経験でも十分成長できます。最低限身に付けておきたいスキルは、次の3つです。

  • ITスキル
  • ロジカルシンキングスキル
  • コミュニケーションスキル

また本で学ぶ他にも、実践経験を通じてスキルアップを目指すことも大切になります。その際は単に漫然とこなすのではなく、目標設定や振り返りなど個人でPDCAサイクルを回すとより効果的でしょう。

未経験者が学んでおきたい基本的なマーケティング用語については、こちらの記事で解説しています。基礎知識を身に付けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:「【現役マーケターがおすすめ】押さえるべきマーケティング基礎知識18選

資格取得も役立つ

Webマーケターは資格取得を目指すなかでも、多くの知識を学べます。特におすすめしたい資格は、次の3つです。

資格 学べる内容
マーケティング・ビジネス実務検定 ・マーケティング理論
・マーケティング実務全般
・マーケティング関連の時事情報 など
ウェブ解析士 ・マーケティング解析
・Webサイトの解析
・デジタル化戦略の立案 など
IMA検定 ・広告の運用方法
・サイト分析
・ターゲット別の戦略立案 など

学んだ知識はその都度実践に生かし、Webマーケターとしてスキルアップしていきましょう。なおウェブ解析士のメリットや実務に役立つ点については、こちらの記事で解説しています。気になる方はあわせてチェックしてみてください。

関連記事:「上級解析士が語るマーケターに有用なウェブ解析士のメリット

6.まとめ

Webマーケティングとは、Web上で完結するマーケティング施策です。デジタルマーケティングの一部であり、見込み顧客の獲得や育成を目的に展開されます。具体的な手法はWeb広告やオウンドメディアなど多種多様のため、コストやリソースを踏まえた上で取捨選択することが必要です。

Webマーケターは未経験でもなれますが、日々の自己研さんは欠かせません。効果的なWebマーケティングを実施するためには本や資格取得で知識を学びつつ、実践経験を積むことが大切です。

売上目標を達成したい企業は、時代に合ったWebマーケティングを進めましょう。


この記事を書いた人

BeMARKE編集部
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BeMARKE(ビーマーケ)は、BtoBマーケティングの課題解決メディアです。 BtoBマーケティングのあらゆる局面に新しい気づきを提供し、リアルで使える「ノウハウ」を発信します。

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