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日本全体でクラウドツールの導入が加速度的に進む中、60%以上がその導入に失敗しているといわれているのがSFA/CRMツールです。「SFAをセールスフォースに切り替えたいが、使いこなせるか不安」「新規のSFA導入に割ける社内リソースが限られている」といった課題があった場合、どのような解決方法があるのでしょうか。
私たち株式会社Goofy(グーフィー)は、SFAツールの選定・導入・運用定着支援を通して企業の業績向上を支援しています。今回は、株式会社レトリバ社がどのように課題を解決したのかを紹介します。
株式会社レトリバ社は、AIによるテキスト解析ツールである「YOSHINA」や情報収集を AIで効率化する「TSUNADE」などを開発・提供する会社です。同社はもともと別のSFAを導入していました。それが今ひとつ機能しておらず、セールスフォースに切り替えようと考えます。
しかし、セールスフォースは使いこなすのが難しいと聞いていたこともあり、導入に前向きになれずにいました。また、新規のSFAを導入に割ける社内リソースが限られていることも課題でした。
導入に向けツールベンダーを探すことを決めたのですが、最終的に依頼するにあたって、ポイントになったのが次の3つです。
1.システムの導入から運用・定着まで、進行管理を丸ごと支援会社に依頼
2.システム導入の社内体制づくりから社員の役割分担まで、すべてサポートしてもらう
3. 経営統合した子会社との2社間のデータ統合も依頼
「(2について)システム導入の社内体制づくりから社員の役割分担まで、すべて仕切ってもらえたこと。『これは誰がやるんだ』『あれはそっちの仕事だろう』っていうありがちな事態に陥らずに済み、社内のコミュニケーションロスがなかった」(株式会社レトリバ)。
導入するだけで、どう社内事情(リソース問題)を解消していくかが見えていなければ、運用段階での失敗につながります。そのため導入~運用までの体制づくりや現場の使い勝手(3.)を考慮した支援を想定した、依頼を検討できるかがカギになります。
システムと並行して作られた運用ルールにより、社員がスムーズにシステムへ入力してすぐさま展開されるため、業績状況を見たい人がリアルタイムで見られるようになりました。
また、副次的に管理部門の残業削減や、会社全体の生産性向上にもつながったと言います。
あらためて、今回の課題のケースと解決策を整理します。
今回のケースでの最も重要なのは、導入に向けて社内リソースが限られている場合に、ただ導入を代替してもらう(リソース補填)のではなく、どうしたらスムーズに運用・定着できるかを見据えて社内体制を構築することや、運用ルールの策定方法までを想定した支援を依頼できるかでした。ツールありきの提案をそのまま受ける形にならないよう、どこまで社内事情をくんで依頼できるのかを見据えて、依頼を検討してみてください。
▼参考:株式会社レトリバ社の事例詳細はこちら
https://goofy-inc.com/case_study/sfa-hands-on-20220425/
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