基本ノウハウ
メルマガ運用を始めたものの、「毎回文章を書くのに苦労する」「どのような内容にすれば良いか、いまいちよく分からない」という方もいるでしょう。そのようなとき役立つのが、テンプレートです。文章の内容はもちろん、読みやすい装飾の付け方も参考になります。
本記事で解説するのは、メルマガの例文や装飾のテンプレートです。メルマガ作成でテンプレートを活用するメリットや、役立つ無料サイトもあわせて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
メルマガの基本構成を覚えておくとテンプレートに記載された要素の理解が深まり、より効果的なコンテンツ内容の検討や作成が可能になります。
メルマガに盛り込まれる基本的な内容は、次の7つです。
本文中やクロージングなどにはLP(ランディングページ)への移動など、何らかの行動を促すCTAボタンを設置します。BtoBのメルマガにも使用されるCTAの例は、主に次の5つです。
CTAは読者の目に入りやすいよう、ヘッダーやリード文などのファーストビューに設置するケースもあります。
なおメールマーケティングの種類や基本的なやり方を知りたい方は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
関連記事:メールマーケティングとは?5つの手法や進め方などこれから始める方へ必須知識を解説
BtoBビジネスで使えるメルマガの例文を、CVポイント別に3つ紹介します。
おはようございます。○○(企業名)の△△(担当者名)です。
本日は、メルマガ分析を始めたいという企業さまにおすすめの
●●(ツール名)に関する資料をお届けします。
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メール分析ツール「●●」紹介
資料URL:http:〜
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メールマーケティングの一環として、
自社でもメルマガを始めようと考えている方は多いと思います。
しかし、メルマガはただ配信しているだけでは
認知拡大や売上向上といった目標を達成できません。
大切なのは、配信後に見込み顧客の反応を分析し、
次のコンテンツ作成に生かすことです。
そこで役立つのが、メール配信も分析も一手に担う
●●(ツール名)になります。
今回は●●(ツール名)について分かる資料を特別にお届けいたします。
本資料で分かるのは、次のような内容です。
・○○○○○○○
・○○○○○○○
・○○○○○○○
(資料から得られる情報を箇条書きで列挙)
ご希望の方は、以下のURLからダウンロードできます。
【CTAボタン】
本日の案内は以上です。
引き続き○○(企業名)をよろしくお願いいたします。
【配信元情報・購読解除情報】
資料請求のメルマガにおけるポイントは見込み顧客に課題の認識を促し、解決のためには自社製品やサービスが必要であると訴求することです。資料から得られる情報を箇条書きする際は、料金プランや成功事例など見込み顧客の関心度が高そうな項目をメインに記載すると良いでしょう。
こんにちは。○○(企業名)の△△(担当者名)です。
本日は、メルマガ分析を始めたいという企業さまのために
無料セミナーの案内をお届けします。
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【明日から実践できる!】
BtoBにおけるメルマガ分析の始め方 セミナー
○月□日(△) 14:00〜15:00
URL:http:〜
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「メルマガ配信では、効果測定が大切」と知っていても
何をどのように分析すれば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
実を言うとメルマガ分析はKPIの設定やターゲット選定など、
配信の準備段階からすでに始まっています。
今回のセミナーでは、メルマガの効果を最大限引き出したい方のために
次のような内容についてお伝えします。
・○○○○○○○
・○○○○○○○
・○○○○○○○
(セミナー内容を箇条書きで列挙)
また参加者さまには、当セミナーの資料を無料で配布いたします。
ぜひお気軽にご参加ください。
【CTAボタン】
本日の案内は以上です。
引き続き○○(企業名)をよろしくお願いいたします。
【配信元情報・購読解除情報】
セミナー(ウェビナー)集客におけるメルマガのポイントは、ターゲットや参加することで得られるメリットの明示です。特に無料プレゼントは読者の興味を強く引きやすい要素のため、可能な限り盛り込むと良いでしょう。
お世話になっております。○○(企業名)の△△(担当者名)です。
本日は、「●●(ツール名)の導入効果を知りたい」という企業さまのために
無料ダウンロードできる事例集をご案内いたします。
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メール分析ツール「●●」導入事例集
URL:http:〜
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例えば、ITコンサルティング事業を展開する◇◇さまは
メールマーケティングにおいて次のような課題がありました。
・○○○○○○○
・○○○○○○○
(導入前の課題を箇条書きで列挙)
改善に向けて導入したのが、「●●(ツール名)」。
その結果、導入後○ヶ月で次のような成果を上げられました。
・○○○○○○○
・○○○○○○○
・○○○○○○○
(導入後の成果を箇条書きで列挙)
詳細は事例集の中で紹介しています。
ご希望の方は、以下のURLからぜひダウンロードしてみてください。
【CTAボタン】
本日の案内は以上です。
引き続き○○(企業名)をよろしくお願いいたします。
【配信元情報・購読解除情報】
事例集ダウンロードにおけるメルマガのポイントは、導入前後の変化を明示し「詳しく知りたい」という興味を引き出す点です。そのためメルマガ内の文章ではすべてを語らず、要点のみを記載するようにしましょう。
テキストメールでは装飾を付けて視認性を高めることで、文章の読みやすさが増します。ここではメルマガに使える飾りのテンプレートを、形式別に紹介します。コピー&ペーストで、ぜひ使ってみてください。
ただしBtoBであれば過度の装飾はブランドイメージを損なう可能性があるため、使用するとしても1~2個ほどに留めると良いでしょう。
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メルマガを作成する際は、テンプレートがそろっている無料サイトを利用するのも1つの方法です。ここではメルマガの形式別に、役立つ無料サイトについて解説します。
HTMLメールのおすすめテンプレートサイトは、次の3つです。
それぞれの特徴や有料版との違いを見ていきましょう。
Benchmark Emailは、500種類以上のメルマガテンプレートがあるメール配信サービスです。レスポンシブデザインにも対応しており、PCやスマホでの表示を自動で最適化してくれます。
無料トライアルでは月3,500通まで、基本的な機能の試行が可能です。有料版(1,800円/月〜)では機能や配信数が拡張し、使い勝手が増します。操作のほとんどはドラッグ&ドロップで簡単なため、手軽に見栄えの良いメルマガを作成したい企業におすすめです。
Canvaはデザインツールですが、メルマガのテンプレートも多く取り扱っています。最も特徴的なのが、複数人で共有しながらデザインや文章の作成ができる点です。有料版(1,200円/月〜)ではチーム利用がさらに進めやすくなり、タスクやロールの割り当ても可能になります。
またテンプレートの一部をロックして、編集可能な部位を固定することもできます。これによりABテストなどの効果測定が進めやすい、ブランディングを維持しやすいといったメリットも得られるでしょう。
特にデザイン性を求めつつ、複数人での作業を効率的に進めたい企業におすすめです。
SATORIはメール配信機能を持つ、MA(マーケティングオートメーション)です。シンプルなテイストのテンプレートはHTML形式とテキスト形式の両方があり、幅広い場面で利用できます。
またMAのため、見込み顧客の獲得から育成、管理までフルカバーした高い機能性も魅力的です。その分初期費用は30万円、月額費用は約15万円〜と高額になっています。予算に余裕があり、メール以外のマーケティング手法にもツールを活用したい企業におすすめです。
テキストメールのおすすめテンプレートは、次の2つです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
メルラボはメルマガの基本構成に沿って、具体的な装飾のテンプレートを紹介しているサイトです。装飾時の注意点やコツなど、作成方法についても学べます。
シンプルな例文も記載されているため、「メルマガ作りは初めて」「まずは基本を押さえたい」という方におすすめです。
メルマガ・テンプレートは、用途別・デザイン別に装飾がまとめられたサイトです。例えば用途別では、次のような分け方で豊富な装飾が記載されています。
ただしBtoBのメルマガで利用するには派手すぎるものもあるため、企業イメージに合わせた装飾を選ぶようにしましょう。
最後にメルマガ作成でテンプレートを使うメリットを、3つ解説します。
特に「メルマガ作りでテンプレートを使ったことがない」という方は、1つずつチェックしてみてください。
テンプレートを使ってメルマガを作るメリットは、作成時間を短縮できる点にあります。テンプレートはある程度構成が決まっているため、メルマガ配信に不慣れな方でも記載内容に悩む時間が少なくなるためです。
作成に慣れてくれば後述の効果測定を踏まえ、オリジナルの形に展開していくと良いでしょう。またテーマやCVポイント別に自社オリジナルのテンプレートを用意すると、のちのちの業務負担軽減につながります。
自社独自のテンプレートがあれば、担当者が変わってもメルマガのクオリティを維持しながら作成時間を短縮し続けられるでしょう。
メルマガ作成でテンプレートを使うと、統一感が生まれ読みやすくなるメリットがあります。統一感があるデザインは、何度も目にするうちにどこにどんな情報が書かれているか分かってくるためです。すると読者が自分の求める情報を見つけやすくなり、購読解除率の低下にもつながります。
逆に目立たせたいメッセージはあえて統一感を崩すことで、目立たせることも可能です。
またデザインが統一されたメルマガは、それ自体がブランドイメージの構築にもつながります。企業の認知度向上に好影響を与えるため、基本は統一感のあるデザインを意識し、ここぞというときに普段と違うデザインを挿入すると効果的でしょう。
メルマガ作りでテンプレートを活用するメリットは、効果測定や検証が進めやすくなる点にもあります。デザインが固定されたテンプレートを活用することで、読者の反応に影響した変更箇所を判別しやすくなるためです。
例えばCTAの位置について効果測定する場合、次のようなパターンを用意して比較します。
2つのパターンをランダムに表示し、より反応の高い方を次回以降のメルマガに反映するという流れです。メルマガにおける効果測定の進め方やKPIについて知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
メルマガの作成には、テンプレートの活用がおすすめです。特にメルマガ作りは初めてという方は、テンプレートを利用しながら少しずつ書き慣れていくと良いでしょう。
またテンプレートは単に作業時間が削減されるだけでなく、統一感のあるデザインによるブランドイメージの構築や効果測定の進めやすさにも影響します。読者にとっても読みやすいメルマガに仕上がるため、担当者はテンプレートの使用に抵抗感や不安を抱く必要はないのです。
メルマガ運用を始めたばかりの方は、テンプレートを有効活用していきましょう。