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MA導入に必要な費用が分かる!価格決定の要因と選定ポイントを解説

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MA導入に必要な費用が分かる!価格決定の要因と選定ポイントを解説

Webマーケティングの効率化を助けてくれるMA(マーケティングオートメーション)は、マーケティング担当者にとって欠かすことのできないツールとなっています。しかし、いざMAを導入しようとした場合、一体どれくらいの費用が必要になるのでしょうか?
本記事では、MAを導入・運用する場合にどれくらいの費用が必要なのか、また、MAを選ぶ際に費用以外の観点からも検討すべきである理由を解説します。

目次

1.MAに掛かる費用の相場

近年のMAはクラウドを利用したサービスが主流であり、支払い方法も月額課金のケースが多くなっています。
MAに掛かる費用の相場について、月額費用と初期費用(導入費用)の2点から確認してみましょう。

MAの月額費用

MAの月額費用について、基本となる金額を公開している13社の情報をまとめました。

MAサービス名基本の月額費用
Marketing Cloud Account Engagement150,000円
Kairos315,000円
SHANON MARKETING PLATFORM100,000円
GENIEE MA100,000円
BowNow無料
List Finder39,800円
サスケ55,000円
ferret One100,000円
Dr.Marketing®150,000円
GoQMieruca50,000円
Liny5,000円
SPIRAL®Webのあしあと65,000円
SATORI148,000円

※メール配信&スコアリング&アクセス解析の機能が含まれる最安値のプラン(2022年7月8日時点)

この表は、MAに欠かせない基本機能を「①メール配信」「②スコアリング」「③アクセス解析」の3つと見なし、各機能を備えているMAの最安値の月額料金をまとめたものです。

Webサイトで基本価格を公開している上記13社のうち、最低価格は無料、最高価格は月額15万円で、平均価格は7万円代となりました。

オプションや保有リード数など、条件によって価格は大きく変動し、正確な見積もりには問い合わせが必要です。あくまで目安としてですが、中小企業であれば最低でも月額5万~15万円程度を想定しておくと良いでしょう。

MAの初期費用

MAサービス名基本の初期費用
Kairos310,000円
List Finder100,000円
サスケ200,000円
ferret One100,000円
Dr.Marketing®300,000円
GoQMieruca100,000円
Liny49,800円
SPIRAL®Webのあしあと150,000円
SATORI300,000円

※メール配信&スコアリング&アクセス解析の機能が含まれる最安値のプラン(2022年7月8日時点)

MAの初期費用は、10万~30万円に設定している企業が多くなっています。
初期費用が必要ない、月額料金のみで導入できるMAもあるため、導入検討の際には確認しておきましょう。

2.MAの費用を決める4つの要因

前章ではMAの基本価格である月額費用・初期費用についてお伝えしましたが、それだけで費用が決まるわけではありません。
MAの価格は、基本的な費用に加えて、複数の要因によって変動します。MA導入を検討する前に、費用を決める下記4つの要因について確認しておきましょう。

MAの機能とオプション

MAにどのような機能が備わっているか、またオプションをつけるかどうかによってMAの価格は変動します。高機能のMAほど扱える機能が多く、安価で無料に近いMAほど使用できる機能が制限される傾向にあります。

一部のMAでは、標準的なMAであれば搭載されている機能をあえて絞り、必要な機能を課金して追加するシステムを採用しているものもあります。自社にとって必要な機能のみをプラスすることで、価格を抑えられるのがメリットです。

下記は、追加料金を支払うことで利用可能なオプション機能の例です。

さまざまなオプションがありますが、MAによって追加できる機能とできない機能があります。必要としている機能が標準搭載されているか、後から追加可能であるかなど、あらかじめ確認しておきましょう。

MAが扱うリード数・PV数

自社が扱うリード数・PV数によってMAの価格は変動します。通常は、扱う数が増えるほど費用も高額になります。

多くのMAでは、扱うことのできるリード数やPV数に制限を設けています。規定の数量に達した場合は、従量課金制度により増量分の課金が発生するか、より高単価なプランへの移行を求められます。MAを導入する場合は、あらかじめ自社が扱うリード数を想定しておき、規模に応じてMAやプランを選定する必要があります。

MAで利用可能なドメイン数

MAによっては、作成したフォームのURLやメール本文のリンクなどに独自ドメインを設定できます。このドメイン数によっても価格が変動します。

独自ドメインの機能を利用することで、自社のビジネス内容に沿った覚えやすいドメインを設定でき、ブランディングにつなげられます。
また、独自ドメインにはSSL証明書を適用できるMAもあり、リンクに信頼性を持たせることができます。 製品に応じてドメインを変更したい場合や、複数のWebサイトをMAで一括管理している場合など、複数のドメインを使い分けたい際には利用可能なドメイン数が重要です。

MA導入後のサポート体制

MA導入後のベンダーのサポートの有無によっても、価格が変動します。
月額費用だけである程度のサポートを提供しているベンダーは多いのですが、導入支援や定着のための研修を別途有料で提供しているベンダーもいます。サポートの内容としては、365日電話でのサポート対応や、各社に適した使用方法の相談と研修、ユーザーコミュニティへの参加、オンラインの学習コンテンツの提供などがあります。

他にも、単なるMAの活用法に留まらず、広範囲の支援を得意とするMAベンダーもいます。例えば営業との連携を踏まえたマーケティング体制全体の構築や、MAを活用したインサイドセールスのコンサルティングなどです。こういった企業は、サポート費用や月額費用が高額になる傾向があります。

3.MAを費用のみで決めてはいけない理由

前述の通り、MAの価格にはサービスによって大きな幅があります。しかし、安ければそれで良いと安易に判断して導入を決めてしまうと、MAをうまく利用できないまま、「無駄な買い物」になってしまう恐れがあります。

使いこなせるかどうかが最重要

MAは、マーケティング活動を効率化して売上につなげるために導入するものであり、「使いこなせるかどうか」が最も重要です。
MAを導入してもうまく活用できていないと感じている企業は多く、操作方法が分からず単なるメール配信ツールになってしまっているという話をよく耳にします。その他にも、利用するたびにストレスを感じる設計であったり、必要な機能が不足していて業務に生かしきれないといった状況であれば、いくら費用が安くとも、投資分の成果を得られているとはいえないでしょう。

高価格帯のMAでは、多くのベンダーがMA活用のための手厚いサポートを実施しています。初めてMAを導入するのであれば、操作画面が分かりやすいか、必要な機能が使いこなせそうか、サポート体制が充実しているかといった、「導入したMAを有効活用できるか」の観点からも検討するようにしましょう。

契約時に最低利用期間がある

クラウド型のサービスは導入や解除が容易であることがメリットの1つですが、最低利用期間のあるMAでは、導入してから半年~1年間程度の利用義務が発生する可能性があります。

導入直後に「このMAは自社に合わない」と判断したとしても、気軽なリプレイスが難しく、使わないサービスの利用料を払い続けることになりかねません。月額費用が安いというだけでMAを選択せず、導入するかどうかの検討は慎重に行いましょう。

4.自社に適したMAを選ぶポイント

MAには多くの種類があるため、どうやってMAを選べば良いのかは担当者も悩む点です。そこで、自社に適したMAを選択するためのポイントをまとめました。

どう運用するかを定める

自社に適したMAを選定するためには、自社のマーケティング活動・営業活動を可視化した上で、MAの運用方法を定める必要があります。

(運用方法の例)

  • マーケティング専任の担当者がおり、毎月何千という見込み顧客に細やかなメールの送信やスコアリングを行う予定がある。⇒高機能なMA
  • 他の業務と兼任で管理することになっており、毎月のリード数が最高でも百程度であるなどシンプルな活用を想定している。⇒オプションで機能を追加する安価なMA

MAをどのように運用していくつもりなのかを明確にした上で、適切なMAを選びましょう。

評価軸を決めて検討する

自社にとって必要な機能を洗い出し、評価軸を明確にすることでMAを選びやすくなります。

例えば、SFA/CRMを導入している企業の場合、SFA/CRMと連携できるMAは優先度が高いはずです。「SFA/CRMとの連携」を必須事項としておけば、それ以外のMAを検討対象から外すことができます。

同様に、予算、必要な機能、対応可能なリード数・PV数、操作性、日本語対応しているか、カスタマイズできるか、サポート体制がどうかなど、自社が絶対に外すことのできない条件を列挙し、評価軸を定めましょう。 すべての条件を満たすMAはないかもしれませんが、条件に近いMAを絞り込む際に役に立ちます。

無料トライアルを利用する

無料トライアルが可能なMAであれば、試しに導入し、使い勝手を確かめてみましょう。
特に運用担当者の試用がおすすめです。必要な機能が揃っているか、操作性は十分かなど、ベンダーのWebサイトを眺めているだけでは分からない細かな点を確認でき、その後の選定の参考にすることができます。

5.まとめ

MAの費用の相場、価格を決める要因について解説しました。MAの費用はサービスによって幅がありますが、安さだけで決めてしまうのではなく、使いこなせるMAを選ぶことが重要です。自社にとって必要な機能を洗い出した上で、予算との兼ね合いを見ながらMAを選定してください。


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
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