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メルマガのネタ切れで困ったら?「ローテーション配信」のすすめ

メルマガのネタ切れで困ったら?「ローテーション配信」のすすめ

メールマーケティングを行っている方なら一度は「メルマガで配信するネタがない」と悩んだ経験があるのではないでしょうか?

配配メールにお問い合わせいただくお客様からもコンテンツに関するお悩みは多くいただきます。株式会社ラクス 配配メールでは、「自社コンテンツがほとんどない」「配信するネタがない」という方に、「ローテーション配信」という手法をおすすめしています。

そこで今回はこの「ローテーション配信」についてご紹介します。

目次

コンテンツは再利用できる!「ローテーション配信」とは?

ローテーション配信とは、一度配信したメールを再利用して送る手法です。

「同じメールを再度送っても良いの?!」と驚く方も多いでしょう。

ここで思い出していただきたいのが、メルマガの平均開封率は20~25%ということです。つまり、約8割の人はメルマガを読んでいません。

さらに平均反応率※は約10%といわれていますので、メールを開封してコンテンツまで見た人はごく少数になります。

※メールを開封した人のうち、メール本文に記載されたURLをクリックした人の割合
メールを開封した人のうち、メール本文に記載されたURLをクリックした人の割合

もしコンテンツを見ていたとしても、人が忘却するメカニズムを表した「エビングハウスの忘却曲線」によると、人は一度勉強したことを1ヶ月後には8割の人が忘れているそうです。

これらを踏まえると、一度配信したメールを再度送ったところで、「また同じメールだ!」と気づく人はほとんどいないので、毎日といった頻度でなければメールをそのまま再利用しても問題ありません。

ローテーション配信の始め方

では、ここからは実際にローテーション配信のやり方をご紹介します。

基本のローテーション配信

メールマーケティングは、有益なコンテンツを届けたり、件名や本文を工夫したりすることの他に、「配信頻度」も重要な要素の1つです。

配配メールでは、最低でも週1回の配信を推奨していますので、週1回のメール配信を1年間続けられるローテーション配信の手順をご説明します。

【1】配信コンテンツを6つ用意する

まずは、記事や事例など配信するコンテンツを6つ用意します。

【2】それぞれのコンテンツを紹介したメールを作成

用意した6つのコンテンツを紹介したメールを作ります(1コンテンツにつき1メール)。

【3】メール1通につき、2パターンの件名を作成

作成したメールに対して、件名だけ2パターン用意します。

【4】作成したメールを週1回配信する

あとは、作成した12パターンのメールを任意の順番で週1回配信するだけです。

3ヶ月で一巡するので、その後はまた始めに送ったメールから順に送ります。これを四半期ごとにくり返せば、たった6つのコンテンツで週1回配信を1年間続けることができます。

作成した12パターンのメールを任意の順番で週1回配信。3ヶ月で一巡するので、その後はまた始めに送ったメールから順に送ります。これを四半期ごとにくり返せば、たった6つのコンテンツで週1回配信を1年間続けることができます。

応用パターン

ローテーション配信には応用パターンもあります。

1メールにつき複数コンテンツを案内しているメールの場合、コンテンツの順序を入れ替えたメールを作成し配信することで、ローテーション配信が可能です。

例えば、1メールに3コンテンツ含んでいる場合、最初に紹介するコンテンツを入れ替えるだけで3パターンのメールが作成できます。

ローテーション配信の応用パターン。1メールにつき複数コンテンツを案内しているメールの場合、コンテンツの順序を入れ替えたメールを作成し配信することで、ローテーション配信が可能です。  例えば、1メールに3コンテンツ含んでいる場合、最初に紹介するコンテンツを入れ替えるだけで3パターンのメールが作成できます。

引用:「メールのコンテンツ」でもう迷わない!コンテンツを生み出し続ける方法をご紹介/メルラボ

このローテーション配信は、ただネタがないときの対策というだけでなく、各コンテンツの閲覧数を最大化することにもつながります。

前述した通り、メールの平均開封率を踏まえると、ほとんどの人はメールを読んでいません。さらに弊社の調査では、複数のコンテンツを紹介したメールの場合、下の方に行くほどクリック率が低下するということがわかっています。

これらを踏まえると、メールを開封していてもすべてのコンテンツに目を通している人は非常に少ないのです。そのため、コンテンツを入れ替えて配信することで、それぞれのコンテンツを見てもらいやすくなります。

「同じメールを送るのは不安」という方は、コンテンツの切り口を変えてみる

これまでご紹介した内容を踏まえても「同じメールをそのまま利用するのは不安」という方もいるでしょう。

そういう場合は、コンテンツの切り口を変えてみましょう。同じコンテンツでも切り口を変えれば、全く別のコンテンツのように見せることができます。

例えば、導入事例コンテンツの場合、一般的に記事構成は以下のような流れになっていると思います。

  1. どのような課題があったのか
  2. 導入のきっかけ
  3. 導入の決め手や理由
  4. 活用方法
  5. 導入や成果

この1~5のどこに焦点をあてるかで、メールの件名や本文は変わります。

「1.どのような課題があったのか」と「5.効果や成果」それぞれに焦点をあてた場合、件名・本文は以下のようになります。

同じコンテンツでも切り口を変えれば、全く別のコンテンツのように見せることができます。

コンテンツの切り口を変えると、件名・本文の内容も変わるので、「同じコンテンツがまた届いた」と気づく人はほとんどいません。ローテーション配信に抵抗がある方は、このように見せ方を変えたメールを数パターン作成して配信するのも良いでしょう。

意外と使える!身近にあるコンテンツのネタ

最後に「そもそもネタが全くない!」という方に向けて、意外と身近にあるメールのネタをご紹介します。営業活動をしている企業であれば、必ず持っている情報ばかりですのでご参考ください。

【1】お客様からいただいた質問と回答

商談など営業時にいただいたお客様からの質問をよくあるQ&Aとして紹介しましょう。

お客様同士の抱える課題や気になるポイントは同じである可能性が高いです。Q&Aを紹介することで、商品やサービスを購入する上でネックとなっていたポイントが解消するきっかけになることもあります。

弊社では、セミナーでいただくQ&Aをホワイトペーパー化してメルマガやWebサイトで紹介した結果、多くの方にダウンロードいただき、数あるコンテンツの中でも人気の高いコンテンツとなっています。

商談など営業時にいただいたお客様からの質問をよくあるQ&Aとして紹介しましょう。

引用:メルマガにおける質問&回答集/配配メール

【2】お客様からいただいたレビュー

商品やサービスを購入したお客様からのレビューもコンテンツとして活用できます。

皆さんも普段何かを購入する際に、購入した人のレビューを参考にすることがあると思います。実際に商品を活用している人の話ほど有益な情報はありません。

レビューとしてきちんとまとまったものでなくても、営業時や購入後にお客様からいただいたお褒めの言葉などを紹介するのも良いでしょう。

【3】営業資料や社内教育資料

営業資料やから一部抜粋してメールのコンテンツにすることもできます。

例えば、機能の紹介や活用方法などを営業資料から抜き出して紹介することで、お客様に自社商品の理解を深めてもらうことができます。

また営業資料同様に、社内用の資料でも商品の理解が深まるような内容や、効果的な活用方法がわかるような内容であれば、そのままメールのコンテンツにできます。

3つのうち1つは必ず自社で持っているはずです。ぜひ、メールのコンテンツとして流用してみてください。

配信するネタがないときは、メールやコンテンツを再利用する「ローテーション配信」を試そう

メール配信を続けていると一度はメールのネタに悩むことがあるでしょう。

何を送ろうと悩んで時間がかかってしまったり、送るネタがなくて配信をスキップしてしまうぐらいであれば、メールやコンテンツを再利用したローテーション配信を試してみましょう。

配配メールでは、サービスを提供してから10年以上もの間、自分たちで調査・検証したノウハウを有しています。メール配信をするにあたって不安な点や、運用におけるお悩みなど、豊富なノウハウをもとに個社に適した解決策を提案をさせていただきます。メール配信に関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

株式会社ラクス 配配メール
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「配配メール」は、メールマーケティングを科学し、実践的なノウハウを提供するメールマーケティングサービスです。メールマーケティングのトレンドや事例を研究・検証し、成果の出た運用ノウハウや成功事例を配配メールを通じて提供し、お客様の成果最大化を支援します。

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