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競合サイトの流入キーワード調査方法|無料/有料ツールでの調べ方やコツまで解説

競合サイトの流入キーワード調査方法|無料/有料ツールでの調べ方やコツまで解説

競合サイト分析で重要な調査項目の1つが、流入キーワードです。しかしWeb担当者になって間もないと、「どのような手順で調べたら良いのか」などの疑問があるでしょう。

本記事では競合サイトの流入キーワードについて、無料/有料ツールでの調べ方を解説します。競合とするサイトの見つけ方や調査のコツも、あわせて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.流入キーワードを分析したい競合サイトの見つけ方

流入キーワードを分析する競合サイトは、次のような手順で見つけられます。

  1. 上位表示させたいキーワードを選定する
  2. 自社サイトのURLをSimilarWebのSimilerタブへ入力し、目測を立てる
  3. 実際に検索し、上位表示されているサイトを閲覧する(最低10記事)
SimilarWebでの競合サイト確認
SimilarWebでの競合サイト確認

そもそも流入キーワードとは、Webサイトへたどり着いた際にユーザーが検索窓へ入力した語句です。競合サイトの流入キーワードが分かれば、自社サイトの記事設計や広告運用にも生かせます。

前述した手順のうち、上位表示させたいキーワードとは将来的に検索順位を上げたい、あるいは自社サイトの流入が多い言葉です。

前者は数個に絞り、施策を集中させた方が効率的といえます。検索回数が非常に多いビッグワードは魅力的ですが、上位表示させるためにはたくさんの時間と労力が必要なためリリース直後は避けた方が無難です。

また自社サイトの流入が多いキーワードは、サーチコンソールと連携したGoogleアナリティクスから把握できます。具体的な手順は、次の通りです。

  1. 集客をクリック
  2. サーチコンソールを選択
  3. 検索クエリをクリック
Googleサーチコンソールで自社サイトの流入キーワードを確認
Googleサーチコンソールで自社サイトの流入キーワードを確認

なおキーワードが将来的に上位表示させたいものと自社サイトの流入が多いものとで異なる場合は、CVしやすいかどうかで優先度を判断すると良いでしょう。

Googleサーチコンソールの登録方法や使い方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

関連記事:Googleサーチコンソールとは?機能や使い方をご紹介

2.競合サイトに流入しているキーワードの調べ方

ここでは競合サイトの流入キーワード調査方法を、3つ解説します。

  • 【無料】競合キーワード調査ツールでの調べ方
  • 【無料】Ubersuggestでの調べ方
  • 【無料/有料】Keywordmap

より多くのツールについて把握・比較したい方は、こちらのガイドもぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【2022年版】BtoBマーケにおすすめのSEO・キーワード調査ツール選び方ガイド!機能・価格・立ち位置を解説

また競合サイト分析の流れや確認すべき指標は、以下の記事で解説しています。流入キーワード以外の調査項目も知りたい方は、あわせてチェックしてみてください。

関連記事:競合サイト分析チェック必須の7項目|流れから役立つ無料ツールまで解説

【無料】競合キーワード調査ツールでの調べ方

競合キーワード調査ツールによる調べ方は、次の通りです。

  1. 開発者のTwitterから最新のパスワードを取得
  2. 調査するデバイスを選択
  3. キーワードとパスワードを入力
競合キーワード調査ツールの操作画面
競合キーワード調査ツールの操作画面

同ツールでは、次のような内容が分かります。

  • 上位表示されている9サイト
  • 競合の流入キーワード
  • 重複回数(当該キーワードで流入している競合サイトの数)
  • 月間検索数
  • 競合率
競合キーワード調査ツールの結果画面
競合キーワード調査ツールの結果画面

いずれもデバイス別の流入結果をチェックできます。自社サイトの流入を増やしたい場合は、重複回数や検索数が多く、競合率の低いキーワードを狙いましょう。

なお同開発者のツールは競合サイトの流入キーワード以外にも、次のような調査ができます。

いずれも無料で使えるため、コンテンツ設計時の調査も手軽に行いたい方におすすめです。

【無料】Ubersuggestでの調べ方

Ubersuggestでは、次のような手順で競合サイトの流入キーワードを調べられます。

  1. 画面左側の「キーワードリサーチ」内にある「キーワード流入」を選択
  2. 上部の検索窓に調べたい競合サイトのドメインを入力
  3. 検索ボタンをクリック

同ツールで分かるのは、次の5つです。

  • 流入キーワードの内容
  • キーワードボリューム(月間検索数)
  • ポジション(検索順位)
  • 流入見込み数
  • SEO難易度(競合の強さ)
Ubersuggestのキーワード流入(デジタル庁の例)
Ubersuggestのキーワード流入(デジタル庁の例)

なおUbersuggestではWebサイトの質を総合的に判断するSEOスコアや、被リンクの状況も確認できます。特に競合サイトのさまざまな情報を、一括で確認したい方におすすめです。

【無料/有料】Keywordmapでの調べ方

Keywordmapは無料版と有料版とで、競合サイトの流入キーワードを調べる方法が若干異なります。具体的な手順は、次の通りです。

【無料版】

  1. ホームのドメインダイジェスト分析へ競合サイトのURLを入力
  2. 検索ボタンをクリック
競合サイトのURLを入力(無料版)
競合サイトのURLを入力(無料版)

【有料版(料金は要問い合わせ)】

  1. 自然検索ワードの画面で競合サイトのURLを入力
  2. 検索ボタンをクリック
競合サイトのURLを入力(有料版)
競合サイトのURLを入力(有料版)

同ツールで分かるのは、主に次のような内容です。

  • 順位変動
  • 想定流入数・ヒットキーワード数
  • 自然検索ワード
  • 競合ドメイン・ページ(競合サイトの競合)
  • 広告キーワード など
調査結果(デジタル庁の例)
調査結果(デジタル庁の例)

無料版は有料版とほぼ同じ内容を閲覧できますが、1日の検索回数には制限があります。使い勝手が良ければ7日間の無料トライアルを経て、有料プランへ切り替えるのも1つの方法です。

3.競合サイトの流入キーワード調査における3つのコツ

最後に競合サイトの流入キーワード調査におけるコツを、3つ解説します。

  • 競合サイトの競合も調べる
  • 流入が多いキーワードは自社サイトでも取り入れる
  • コンテンツ内容を見比べリライトする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

競合サイトの競合も調べる

流入キーワード分析では、競合サイトの競合も調べるとまた違ったテーマや切り口が発見できる可能性もあります。その分より幅広く、抜け漏れが少ないキーワード対策の実現が可能です。

競合サイトの競合は、無料版のKeywordmapにある競合ドメインでチェックできます。新しく見つかったキーワードは自社サイトの目的やターゲットとよく照らし合わせ、有効活用できそうか慎重に検討すると良いでしょう。

流入が多いキーワードは自社サイトでも取り入れる

競合サイトの流入が多いキーワードは自社でも取り入れることで、同じような検索意図のユーザーを獲得できる可能性があります。ただし競合のドメインパワーが強いと、SEO対策を講じても太刀打ちできないケースも少なくありません。

金銭的・人的リソースを潤沢に用意できない場合は無理に挑戦せず、他のキーワードを狙うのも1つの方法です。

コンテンツ内容を見比べリライトする

同じキーワードを扱っているにもかかわらず競合サイトよりも流入が少ないコンテンツは、内容を見比べ必要に応じてリライトすることも大切です。コンテンツの質を上げるリライトの方向性は、主に次の3つがあります。

  • 足りない部分を追加
  • 情報が古い部分を更新
  • 不要な部分を削除

SEOに効果的なリライト方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

関連記事:SEOに効果的なリライトとは?リライトすべき記事の選定方法と手順を解説

4.まとめ

競合サイトの流入キーワードは有料だけでなく、無料のツールでも十分調査できます。ツールによって得られる情報や付随して調べられる内容が異なるため、実際に試しながら使い勝手を確認するのがおすすめです。

また競合サイトの流入キーワードが分かったあとは、コンテンツ制作やリライトに反映させましょう。そうすることで自社サイトの質が上がり、同じような検索意図のユーザーを獲得できる可能性が高まります。

自社サイトのアクセス数などを改善させたい方は、競合サイトの流入キーワードを分析していきましょう。


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
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