お悩み回答

BtoBマーケにおける競合調査や事例調査のポイント【お悩み回答】

BtoBマーケにおける競合調査や事例調査のポイント【お悩み回答】

BtoBマーケティングのお悩みに回答する本企画。今回は、BtoBマーケティングやコンテンツマーケティングにおける、競合他社の成功事例の調べ方について、BeMARKEナビゲーターの山下がお答えします。

BtoBマーケにおける競合調査や事例調査のポイント【お悩み】
BtoBマーケティングやコンテンツマーケティングにおける、競合他社の成功事例の調べ方や調査の際のポイントなどがあれば教えていただきたいです。

目次

2つの成功事例の調べ方

競合企業のコンテンツマーケティングの成功事例について、気軽に取り組める方法と、コストをかけて高精度で行う方法をご紹介します。

手軽に学ぶなら、マーケティング支援会社の実績ページを参考に

今すぐできる方法は、マーケティング支援会社、コンサルティングやMAなどのITサービスの提供業者が公開している支援実績を見ることです。このような会社は自社の実績を紹介するための事例を載せていることが多いです。それらに掲載されている事例のうち、自社と同業界の事例をチェックするのが、手軽で一番早い方法でしょう。

精度を重視するなら、競合調査の依頼を

さらに深ぼった精度の高い調査をしたいならば、マーケティング支援の専門会社に競合調査を依頼するのも一つの手かと思います。マーケティングのプロの目から見た際に、他社のデジタルマーケティングは何が優れているのかを調査してもらうことで、自社にはない観点での気づきが得られます。

競合事例の調査時に気を付けるべきこと

成功事例や競合事例の調査時に気をつけるべきことが2つあります。

どのような点で競合か

一つはどのような観点の競合であり、どこを参考にすると良さそうかを判断することです。競合と一口に言っても、以下のように種類があります。

  • 商品カテゴリが同じ:同じアイスというカテゴリのかき氷アイスとソフトクリーム
  • 解決する課題が同じ:瞬間的な冷たさを提供し「暑さ」という課題を解決するかき氷アイスと保冷剤
  • 提供経路が同じ:コンビニエンスストアで手軽に購入できるという点で共通しているかき氷アイスと清涼飲料水。

競合の全てを自社で参考にするのではなく、自社とどのような点で競合になるかを見極めた上で分析するとより有効な調査ができます。この観点を忘れたまま施策を参考にすると、自社に合わない施策を採用してしまうかもしれません。例えば自社のターゲットはWebでは接点を持つのが難しいのにもかかわらずWebでの集客に投資してしまい、コストだけを浪費する可能性があります。

第三者目線で見よう

もう一つは、第三者目線で見ることです。社内で他社の成功事例や競合調査をする際に問題なのが、どうしても専門知識や業界知識がある人の目線に偏ってしまうことです。想定しているユーザーの知識レベルと乖離してしまい、意味のある調査にならないことがあります。

その意味で競合調査を他社に依頼し、第三者の視点を取り入れることは合理性があります。また、支援会社の方が観点を把握しているので、調査の際に見るべきポイントを把握していることが多いのもメリットです。


この記事を書いた人

山下 航希
山下 航希 | BeMARKEナビゲーター

コンテンツマーケティングを軸にしたリード獲得をベースに、営業体制のDXコンサルティングを主導。エンタープライズ企業のマーケティング体制整備の実績あり。

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