ニュース解説
マーケティングテクノロジーを活用したサービスを展開する株式会社ジーニーは、企業のデータによる意思決定・事業力強化を促進するBIツール「GENIEE BI」の提供を開始しました。
国産の営業管理ツールを提供するジーニーならではのBIツールの特長とは。
BIは「Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)」の略で、膨大なデータから必要な情報を抽出し分析することによって、スピーディーな意思決定を実現させる技術を指します。
「GENIEE BI」は、「ダッシュボードで複雑な分析や多次元のグラフを可視化したい」「全社のデータを統合して分析・事業力を強化したい」というニーズに応え、誰もが簡単にデータ分析を行うことができるBIツール。
煩雑なレポーティング業務を全自動化することで、必要なデータを最適なフォーマットでスピーディーに可視化し、スムーズなデータ分析や戦略設計を実現します。
スピーディーな戦略設計のためには、企業内の多様なシステムに蓄積されたデータを集約して多角的な分析を行う必要があります。
BIツールは、顧客管理システムのデータだけではなく、生産管理や販売管理など、社内のデータを一元管理可能で、必要なデータをいつでも抽出することが可能です。
また、高度なデータ分析を得意とし、複数のデータを掛け合わせたうえで事業の状況を読み取ることができる点も、BIツール導入のメリットと言えるでしょう。
「GENIEE BI」は、企業が持つ複数のシステム上のデータや、ジーニーが提供する営業管理ツール「GENIEE SFA/CRM」やマーケティングオートメーション「GENIEE MA」など、他サービスをかけ合わせて多次元分析を行うことで、効率的に経営・事業状況を可視化することができます。
活用例は、多次元分析(地域別×営業担当×売上×時期など)や、営業パイプライン・フェーズ分析・ガントチャートの作成や分析レポートの定期自動配信などです。
また、「GENIEE BI」は、Google Cloud™️(※1)のビジネスインテリジェンス(BI)機能を兼ね備えたデータ分析プラットフォーム、Looker™️(※2)の分析基盤を採用しているため、大量のデータを高速かつ正確に分析することが可能です。
Google Cloud™️は、Googleがクラウド上で提供するサービスの総称です。
Looker™️は、データ活用を推進するために構築されたデータプラットフォームで、これまでのBIより扱いやすく高度な分析を可能にしていることから、次世代型BIとも呼ばれています。
活用例としては、表計算ソフトで2~3時間かかる分析を10分程度に短縮したり、分析のためデータを表計算ソフトに貼り付ける手間が省ける点などが挙げられるそう。
BIツールを導入し、企業内のデータを集計・蓄積するためには、既存の情報ソースとの連携やインポート作業などの設定が必要です。
分析用のデータ整備の手間が、BIツール導入のハードルとなることがありますが、「GENIEE BI」では、環境構築や導入後のサポートをジーニーの専任担当者が行うため、専任のエンジニアが不在でも導入を検討することができるのも特長の一つです。
より高度な分析が可能になった次世代型BIツールを活用するためにも、自社の課題の整理と、分析精度向上に向けた取り組みが求められるでしょう。
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