ニュース解説
オンライン商談自動化ツール「アンプトーク」は、Zoomでのオンライン商談の内容を、自動で要約する機能を開発。2022年6月21日(火)から提供開始したことを発表しました。
機能追加による営業活動への影響とは?
アンプトークは、Zoom MeetingsやDialpad、Zoom Phoneなどを利用したオンラインの商談や架電内容を書き起こし、自動でSalesforceに入力することができるオンライン商談自動化ツールです。
そのほか、独自システムにより、商談の内容を自動解析することで、トーク比率やトーク速度、誰が何をどれくらい話したのかを可視化することができます。
今回、追加された「自動要約機能」は、書き起こした文章から要点をピックアップし、自動で要約し議事録を作成します。 要約された文章は、Salesforceに自動出力が可能です。
この機能により、商談の振り返りを効率的に行うことができ、オンライン商談の成約率向上や、インサイドセールスとフィールドセールスの連携向上といった営業活動全体の効率化を期待できます。
トピックごとに自動要約されることにより、商談内容の振り返りや確認をする際に必要な内容を簡単に抽出することができます。
また、画面上で要約部分がハイライト表示されるため、内容の把握にかかる工数を削減できます。
自動要約の設定は、アンプトーク導入時にZoom Meetingsと連携するのみ、と簡単に設定できることも特長のひとつです。
設定後は、Zoom Meetingsで録画することで、自動でアンプトークが録画された商談を取得し、AIが自動要約を行います。
そのほか、Zoom PhoneやDialpadといったIP電話にも対応。
それぞれを「アンプトーク」と連携し録音することで、自動要約を行うことができます。
Salesforceとの連携により、要約された商談内容を自動で出力することができます。
議事録の作成にかかる業務が自動化され、効率的な営業活動が可能に。
オンライン商談の広がりによって、営業担当者は、対面商談の際に移動のためにかかっていた時間を削減できるようになりました。
しかし、それにより業務にゆとりが生まれたというよりも、むしろ多忙になったと感じる営業担当者が多いのではないでしょうか。
対面商談の際の移動時間に、顧客との連絡や議事録をまとめ直すといった業務を行っていた営業担当者は少なくなかったでしょう。
一方で、オンライン商談の機会が増えた現在、商談の前後に予定が入ったり、業務を依頼されたりと、かえって時間の余裕がなくなり、商談の議事録をまとめ直してSFAに登録する作業は後回しになりがちです。
その点、Zoomでのオンライン商談の録画データから要約を自動作成し、Salesforceに出力されるまでを自動化するアンプトークを導入することで、営業担当者の業務の効率化を期待できるでしょう。