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イベント管理ツールのEventHubが「擬似ライブ」機能の提供を開始。BtoBマーケにおける擬似ライブ配信の効果的な活用方法とは?

イベント管理ツールのEventHubが「擬似ライブ」機能の提供を開始。BtoBマーケにおける擬似ライブ配信の効果的な活用方法とは?

イベントプラットフォーム「EventHub(イベントハブ)」が、擬似ライブ機能の提供開始を発表しました。BtoBマーケティングにおける、擬似ライブ配信のメリットと効果的な活用方法とは?

目次

擬似ライブ機能によって、高品質な動画コンテンツを低リスクで配信可能に

「EventHub」は、数十人規模のウェビナーから数万人規模の大規模展示会まで、オンライン開催やオフライン開催の支援、ハイブリッド開催など、ユーザーのニーズに合わせたイベント開催が可能なイベント管理ツールです。 イベントページの作成から参加者登録、動画配信やデータ分析など、イベント開催の準備からアフターフォローまで、一気通貫で行えることが特長です。  活用事例は、企業の営業やマーケティング、採用活動のためのイベント開催や、学会や行政主催の商談会など。

イベント配信の方法は、特定の時間に主催者が生放送する「ライブ配信」、事前収録動画を配信する「録画配信」、今回、機能追加された、事前収録動画を生放送のように配信する「擬似ライブ配信」の全3種類です。

擬似ライブ配信とは、イベント開催時に事前に収録した動画をライブ配信し、配信中は参加者とのリアルタイムなコミュニケーションを実現する配信方法です。

擬似ライブ配信のメリットと課題とは

主催者は、収録済みの動画を事前にプラットフォームにアップロードすることで、イベント開催時の配信トラブルのリスクを軽減できるほか、少人数で運営することができ機材を準備する必要もないため、運営コストを削減できるというメリットがあります。

また、配信前に動画を編集できるので、テロップを挿入したり複数言語の字幕を加えたりすることが可能になり、コンテンツの質を高めることができます。 擬似ライブ配信では、アーカイブ配信のようにユーザーが動画を巻き戻したり早送りしたりすることができないため、ユーザーのイベント参加を自然に促進しライブ配信のような体験を提供できます。

ただし、擬似ライブ配信は、事前に動画を制作する必要があるため、収録や編集、演出に時間やコストがかかるという課題があります。

さらに、イベント開催時のみの配信であるため、視聴者数が限られます。 ウェビナーの登壇者と参加者との交流やワークショップなどの作業を主テーマとする場合も、擬似ライブ配信はやや不向きであると言えるでしょう。

BtoB企業における擬似ライブ配信の活用方法とは

BtoB企業における擬似ライブ配信の活用としては、オンラインイベントやウェビナーでの会社紹介や商品紹介など、社内チェックや正確性が求められかつ同じ内容を繰り返し使用する場合などが有用なケースと言えるでしょう。

ウェビナー登壇者が多忙な場合は、事前に登壇者の動画を収録し、イベント開催時には少人数の運営者のみで動画を配信することも可能です。

また、ウェビナー開催中に質疑応答や補足説明の必要がある場合も、配信トラブルなどのリスクを回避しながら、参加者とのインタラクティブなコミュニケーションを実現しライブ配信のような臨場感を出すことができるため、擬似ライブ配信の活用が向いています。

擬似ライブ配信の活用による、マーケティング効率の向上に期待

擬似ライブ配信では、質の高い動画を配信し、同時にイベント開催のパフォーマンスを上げることで、マーケティング効率の向上を期待できます。

また、擬似ライブ配信は、イベント開催時間においてのみ動画が配信されるため、製品やサービスへの関心が高い参加者の登録を促すことも可能です。 視聴期間を限定した動画配信によって、参加者のコンテンツへの集中度合いを高めることで、自社製品の認知度や理解度を上げることができるでしょう。

BtoBマーケティングの効率化のためにも、ウェビナー開催の目的に合わせた疑似ライブ配信の活用に期待が集まります。


    この記事を書いた人

    BeMARKE編集部
    BeMARKE編集部

    BeMARKE(ビーマーケ)は、BtoBマーケティングの課題解決メディアです。 BtoBマーケティングのあらゆる局面に新しい気づきを提供し、リアルで使える「ノウハウ」を発信します。

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