ニュース解説
クラウド営業支援ツール「Senses(センシーズ)」が、取引先管理における機能アップデートの実施を発表しました。 SFA/CRMを運用していく上での情報の入力負荷の削減や様々な営業活動におけるSensesの活用定着といった効果が期待されます。
Sensesは、AIを活用することで営業活動にまつわる業務を効率化し、営業組織を成果に導く、クラウド営業支援ツール(SFA)です。
Sensesに蓄積された営業活動履歴や登録された企業情報から、AIが営業の成功・失敗事例を解析して、いつ・誰に・何を・どのように行うかを直接的に支援します。 誰でも簡単に使いこなせるUIや、データ入力の負荷を低減させる操作性の高さ、営業活動を効率化させる機能などが特長です。
また、営業担当者の進捗状況を共有できる案件ボードや、個人の強み・弱みを分析できる機能によって、人材育成を行いながら組織力強化を支援します。
今回の機能アップデートでは、取引先の企業情報に、営業活動履歴を紐付けることが可能になりました。 これにより、ターゲット企業へのアウトバウンド型の営業活動や、既存顧客に対する営業活動の効率化と成果につなげるための活用を期待できます。
また、企業情報の詳細ページに企業ロゴを表示することができ、取引先企業の製品資料や組織図、契約書類や営業担当者が紹介したサービスなどの資料をアップロードできるようになりました。 それらの取引先企業情報と、Sensesの企業データベースを照合しマッチする場合には自動で最新の情報に更新されます。
これまで営業担当者が手動で行っていた企業情報の更新と管理が自動化されることで営業活動の効率化支援を加速できるようになったといえるでしょう。
営業活動においては、飛び込みや代表電話へのテレアポ、ダイレクトメールなど、担当者の個人情報を把握できていない状態でのアプローチは重要でしょう。
また、ABMと呼ばれる、ターゲット企業に対して接点づくりから行うマーケティング手法は今後も有効です。 それらの営業活動の際に、今回の機能アップデートで追加された、取引先の企業情報に営業活動履歴を紐付ける機能や、関連資料を企業情報とともに管理する機能は、有効であるといえます。
SFA/CRM内にターゲット企業をまとめたアタックリストを格納し、リード獲得や育成活動などマーケティング・営業活動履歴とともに一元管理している企業にとって、顧客リストのクレンジングがきちんと行われた状態で管理されているか、ということが非常に重要です。
しかし、登録企業数を増加させるにつれ、企業の統廃合や社名変更など、企業情報を最新の状態に更新し管理することが難しくなります。
今回の機能アップデートにより、取引先企業のサイトURLを管理画面に入力するとSenses保有の企業データと照合し、マッチする場合には自動で企業情報が更新されるようになったということで、クレンジングの手間を省けるようになったといえます。