セミナーレポート
BeMARKEが開催した「BtoB企業向け マーケティング成果を最大化させる顧客理解の基本と実践」と題した4社共催セミナーのなかで、株式会社プレイド 大塚 雄大 氏には、「顧客の行動データを元にしたサイト改善の方法」と題して、定量・定性データを活用したWebサイト改善の手順を解説していただきました。
セミナーの質疑応答タイムで集まった参加者からの質問に対する、大塚氏の回答を公開いたします。
【登壇者】
大塚 雄大 氏(株式会社プレイド KARTE Blocks Business Development)
Akerun入退室管理システムを提供する株式会社Photosynthで4年間カスタマーサクセスに従事。2020年1月にプレイドに入社し、KARTEのカスタマーサクセスを担当。2020年8月にKARTE Blocksの事業立ち上げに参画し、現在はSales/Successのロールを中心に活動。
A:まずはマーケターサイドで当社のプロダクトを導入いただき、お客様の行動データをベースに施策を実施してみてください。その上で、実施した施策の結果を「このように改善したら、こうなりました」とファクトとして提出することをおすすめします。
営業サイドから「こういうふうに変えてみて」と依頼があったときなども、ABテストで「オリジナルパターン」と「変更後のパターン」とを比較してみてください。そうすれば、「こちらの方が適しています」とデータを示して会話ができます。
まずはマーケターサイドがプロダクトを導入し、仕事を進めやすい環境を作りましょう。社内のコミュニケーションに、ファクトを示せるプロダクトを活用していくことが重要です。
A:定量的なデータは、ある程度の仮説を立てた上でデータを見ることが大切です。また、全体だけではなくミクロなデータも見ることも必要です。
定性的なデータは、ユーザー目線を大切に、小さな違和感も見逃さず常に疑問を持つという姿勢で取り扱うことが重要です。
A:まずは以下に挙げた「鉄板の施策」を試し、その上で定性仮説を基に対策するのが良いでしょう。そもそも有効なデータを十分に取得できないのであれば、Webサイト改善の前に、流入を増やす施策にリソースを割いた方が良いケースもあります。
【鉄板施策】
A:Webサイトを利用する可能性の高いメインターゲット像に合致する方に参加していただいています。LPを検証したい場合は、マーケティング担当者やツールを検討する機会が多い方などに参加してもらいます。ときにはデザイナーにも同席してもらい、Webサイトの導線の良しあしを見てもらうこともあります。さまざまな職種や立場の方に参加していただくことをおすすめします。
※ポチポチ会:プレイド社が実施している、ユーザーの動きを見たり動線を体験したりすることで課題を見つける会合
BeMARKE(ビーマーケ)は、BtoBマーケティングの課題解決メディアです。 BtoBマーケティングのあらゆる局面に新しい気づきを提供し、リアルで使える「ノウハウ」を発信します。