ニュース解説
クラウドサーカス株式会社は、2022年8月1日(月)より、企業向けの同意管理ツール「Cloud CIRCUS CMP(クラウドサーカス コンセント・マネジメント・プラットフォーム)」を提供開始したことを発表しました。
「Cloud CIRCUS CMP」は、Webサイトへ訪問したユーザー(消費者)のプライバシー対応を可視化するツールです。
ユーザーは、自身のデータ(Cookieなど)が「どこの外部事業者へ送信されるのか」を個別に制御・選択することができ、Webサイトの運営者(「Cloud CIRCUS CMP」導入企業)は、ユーザーに対し、最適な手段を提供することで、信頼を獲得することが期待できます。
EU一般データ保護規則(GDPR)や、カリフォルニア州消費者プライバシー法 (CCPA)等の厳格なプライバシー規制にも簡単な設定で確実な制御が実現できます。
近年、世界的にプライバシー保護に関する規制、法執行が強化され、消費者のプライバシー保護に対する意識は高まり、消費者の同意に基づいた識別とマーケティング活動が一般的になっています。日本では本年6月に改正電気通信事業法が成立し、Cookieの利用にルールが課されることが決まりました。
同法の適用対象は限られるが、国内における消費者のCookie利用や識別されることへの問題意識は今後さらに広がることが予想され、企業はデジタルマーケティングの法遵守の対応へ抜本的な見直しが求められます。
クラウドサーカスは、「Cloud CIRCUS CMP」をマーケティングに大きなコストがかけられない中小企業でも導入しやすい低価格(月額5,000円〜)で提供し、中小企業のデジタルマーケティングの法遵守対応及び、デジタルシフトを推進していくとのことです。
Webサイトで動いているサードパーティの外部サービスを自動的かつ正確に発見できます。
Webサイトの検査からタグの設置のわずか2ステップで様々な国内外の法規制へ簡単に対応することができます。
外部サービスを個別に制御・選択することができる仕様になっており、透明性の高いサービスになっています。
※「Cloud CIRCUS CMP」は、株式会社DataSignが提供・開発する「webtru」のOEM商品です。
GDPRや国内の法令改正などを受けて、ユーザーが、自身のデータの取り扱いに関する意思決定をできる社会へ変わりつつあります。
一方で、Webサイトの運営側がアクセスログを収集する際、ユーザーの同意を得る必要がある条件を適切に判断した上で、承諾のポップアップを出し分ける作業は、管理者にとって負担となります。
今回のCloud CIRCUS CMPでは、日本国内の法令に加えてGDPRにも対応しており、必要な同意項目も自動で提示されるとのことで、Webサイトの管理者の作業負担を最小限に抑えつつプライバシー保護の対応ができます。
※参考 URL:同意管理ツール『Cloud CIRCUS CMP』、8月1日から提供開始! ~低価格・簡単2ステップでCookie規制対応を可視化~