お悩み回答

コンテンツマーケティング初心者のスケジュール管理でまずやるべきこと【お悩み回答】

コンテンツマーケティング初心者のスケジュール管理でまずやるべきこと【お悩み回答】

BtoBマーケティングのお悩みに回答する本企画。今回は、コンテンツマーケティング初心者のスケジュール管理方法について、BeMARKEでマーケティング業務を担当する鈴木彩実がお答えします。

コンテンツマーケ初心者のスケジュール管理でまずやるべきこと【お悩み】
半年ほど前からコンテンツマーケティングの取り組みを始めました。社内でブログとダウンロード資料の制作をし、メルマガなどで紹介しています。
チームを組んで企画会議をして合意のもとで制作しているのに、予定通り制作できていません。スケジュール通りに制作するポイントはありますか。

目次

コンテンツマーケティングに初めて取り組む組織において、企画決定まではスムーズに進んだにもかかわらず予定通り公開に至らないケースは頻繁に発生します。コンテンツ制作の流れに合わせて、チェックポイントと対策についてお話します。

企画会議で決定している企画の粒度は?

企画会議を実施し運営チーム内で合意を得て制作に進んでいるとのことですが、企画会議で提出される企画の粒度はどの程度でしょうか。企画タイトルだけでなく、情報源の見通しが付いていますでしょうか。例えば事例取材の場合は取材先の候補企業があげられている状態、ノウハウの解説であれば参考資料の有無です。

情報源が未確定の企画をタイトルのみで制作決定すると、その後の工程で論拠を用意できなかったり、情報収集に時間がかかったりと、原稿制作の遅延につながります。

解決策|制作の見通しが立っている企画のみ、企画会議にあげましょう

最低限以下がそろっている状態で企画会議に持ち込み、選定するようにしましょう。

  • 仮タイトル
  • 制作の見通し(取材先や情報収集のあてがあるか)

制作フローは安定しているか?

以下のような制作フローは安定しているでしょうか。

  • 制作の手順
  • 制作にかかる時間
  • 取材が必要な場合は依頼の流れ
  • 内容のチェックの流れ
  • 公開判断の基準

これらが不明確な場合、公開スケジュールが乱れやすくなります。想定外の時間がかかる、例えば取材先との予定調整に時間がかかる、情報収集収集に時間がかかる、上司の許可が出ず何度も書き直しになるといった事態が発生しがちです。

解決策|制作フローを整備することを目標にしましょう

初めて制作する形式のコンテンツの場合は、テスト制作を行い発生する作業や必要な知識レベル、制作完了とみなす基準などを確認しておくと、「せっかく企画したのに公開に至らなかった」という問題を防げます。

制作フローが整備できたら、マニュアル化を進めましょう。誰でも同じ時間で同じ質のコンテンツを制作できるようになれば属人化を防げ、理想的な制作体制に移行できます。

スケジュール管理者はいるか?

制作スケジュールの管理はできていますでしょうか。複数人で制作している場合は、意思決定に時間がかかったり、なんとなく他人任せになってしまったりと制作が遅延しやすくなります。気づいたら目標の制作本数を全く達成できていなかった事態になりかねません。

解決策|スケジュール管理者を明確に一人定めましょう

初めての取り組みを予定通りに進めるには、一定の強制力が必要です。スケジュールの管理者を明確に一人定めて、進捗を確認できるようにしましょう。スケジュール管理に十分な時間を割けるよう、コンテンツ実制作の負担を軽減すると良いでしょう。

まとめ

企画決定から公開までをスムーズに進める方法について解説しました。初期の頃は全てが手探りでコンテンツマーケティングを進めると思いますが、ぜひ粘り強く進めて、たくさんのコンテンツを安定して公開できるようになると良いでしょう。

BeMARKEでは、コンテンツマーケティングを始めたばかりの方が制作を安定させ、成果を獲得していくまでの中で気を付けるべきことや考え方を、資料「コンテンツマーケティング|成長軌道に乗せるために実施すべき2軸の改善」で解説しています。ぜひこちらもお読みください。


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この記事を書いた人

鈴木 彩実
鈴木 彩実 | BeMARKEマーケター/編集者

アジタスおよびグループ会社にて、SFA、MAの導入を担当し設計から社内での定着支援を担当。BeMARKEではメール配信、MA・SFAの運用、広告運用などのマーケティングを広く担当しつつ、自らコンテンツ制作も行う。さらに別事業の商談創出も兼任。自身もマーケターだからこそ語れる気づきや切り口が強み。  

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