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SEO外注施策に費用対効果を感じられないBtoB企業役員が4割以上も。株式会社シャコウ 太田氏に聞く改善策とは?

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SEO外注施策に費用対効果を感じられないBtoB企業役員が4割以上も。株式会社シャコウ 太田氏に聞く改善策とは?

株式会社ロードマップが実施した、BtoB企業の経営者・役員101名に対するSEO外注施策に関する満足度調査では、SEO外注施策において4割以上が費用対効果を感じられていないことが明らかになりました。
この調査結果に対してBtoB企業Web担当者はどのようにとらえ改善すべきか、株式会社シャコウ 代表取締役 CEO 太田翔葵氏にお聞きしました。

目次

SEO外注施策に関する満足度調査結果

調査では、SEO施策の外注依頼期間について約4割が「3年以上」と回答。SEO施策の外注予算に関しては約3社に1社がひと月あたり「10万円未満」と回答しました。外注する理由としては「自社にノウハウが無い」「社内のリソース・時間の削減」という回答が4割以上という結果でした。

「現在外注しているSEO施策に関して、十分な費用対効果を感じていますか」という問いに対しては41.6%が十分な費用対効果を実感していないと回答し、継続的な施策実行も満足度は高くない状況がうかがえます。

現在外注しているSEO施策に関して、十分な費用対効果を感じていますか

調査概要:SEO施策の外注に関する満足度調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年1月31日〜同年2月1日
有効回答:自社のSEO施策を外部に依頼している、BtoB企業の経営者・役員101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
出典元:株式会社ロードマップ(https://www.roadmap.co.jp/

SEO施策を外注している中で、不安や悩みを感じると答えた53.5%のうち「思うように成果が出せていない」が63.0%、「費用が高い」が37.0%、「施策内容がブラックボックス化している」が31.5%という回答となりました。

不安や悩みを感じると答えた53.5%のうち「思うように成果が出せていない」が63.0%、「費用が高い」が37.0%、「施策内容がブラックボックス化している」が31.5%という回答となりました

解説

今回の調査結果について株式会社シャコウ 代表取締役 CEO 太田翔葵氏に次のようにコメントをいただきました。

SEO施策が成果につながらない理由は大きく2つ

ーー4割以上のBtoB企業経営者・役員がSEO外注施策を成果につなげられないと感じている現状をどのように分析されますか。

SEOで効果がでない理由として、次の2つのケースが考えられます。

  1. 狙ったキーワードに対して検索上位を取れない場合
  2. SEO記事でトラフィックは取れているもののCVが取れない場合

1つ目の「狙ったキーワードに対して検索上位を取れない場合」は、コンテンツ制作前のキーワード選定の段階で勝負が決まるといえるでしょう。

キーワードを選定する際は、競合の動向や自社のドメインランクなどから勝てるキーワードかどうかを調査、分析の上判断しましょう。まずは注力すべきキーワードのリスト制作を丁寧に行う必要があります。キーワード選定後はGoogleの品質ガイドラインに準じたコンテンツ制作を進めましょう。

2つ目の「SEO記事でトラフィックは取れているもののCVが取れない場合」は、CVポイントを改善する必要があります

検索からSEO記事にたどり着く多くのユーザーは情報収集フェーズであるため、CVポイントをLPやサービス資料請求に置くことはCVハードルが高すぎる可能性があります。そのためBtoBの場合はホワイトペーパーウェビナーをCVポイントとすることでCV率の改善を図れるでしょう。

精度の高い戦略を立てフローに沿った施策実行が重要

ーーSEO外注施策を成果につなげるための考え方を教えてください。

SEO施策は広告施策と違い、瞬間的に効果の出る施策ではありません。また1記事単位で対策するよりも、トピックに対して関連する複数記事をリリースする方が評価されるといった考え方(トピッククラスターという概念で説明されることが多い)やDR(ドメインランク)と呼ばれるWebサイトが持っているパワーについても考慮に入れ対策していく必要があります。

そのためSEO施策に取り組む前に、自社で狙いたいキーワードに対して競合の状況やSEOの評価基準(アルゴリズム)と照らし合わせて、どの程度勝算があるのかという精度の高い見積もりを立てておく必要があります

BtoB企業がSEO施策を成果につなげるためには、以下のフローで施策実行することが重要です。

  1. 自社で勝てるキーワードを丁寧に選定する
  2. Googleの品質ガイドラインに沿った質の高い記事を執筆する
  3. 情報収集ニーズの強いコンテンツSEO記事ではハードルの低いCV地点を準備する

上述したように、キーワード選定段階においては自社と競合他社の分析が必要であり、コンテンツ執筆段階においては、Googleのガイドラインに沿った記事作りが必要です。質の高い記事を制作するためには、ユーザーの検索意図・インサイトを導き出し、記事骨子に落とし込む技術やGoogleが近年重視するE-A-Tという概念をうまくコンテンツに反映させる必要があります。またCV率を上げるには、ユーザーの検索行動からどのようなCVコンテンツがあれば良いのかをしっかり設計する必要があります。

外注する場合は一定のSEO知識を持った上で検討を

SEO業者に外注する場合は、このフローを適切に実行できるかを事前に確認することが大切です。フローを確認しないまま価格だけを見て安くて質の低い業者に頼んでしまい、成果につながらないケースは少なくありません。SEO業者の意見を鵜呑みにし間違った判断をしないためにも、担当者自身が一通りのSEO知識を身につけておく必要があると考えています。

依頼の際も丸投げするのではなく、結果を出すために必要な知識を取り入れた上で、どの部分をアウトソースするのかという観点で検討することをおすすめします。

プロフィール

  • 株式会社シャコウ 代表取締役 CEO

    太田 翔葵

    2017年明治大学入学後、創業直後のスタートアップにてwebディレクターに従事。数百万PVクラスのメディアグロースに貢献。大学を中退し、予算1億の事業責任者として、シニア領域におけるBtoBtoC事業の立ち上げを行う。2021年よりフリーランスにて上場企業を含む多数の企業のデジタルマーケティング支援を経て、BtoBマーケティング支援に特化した株式会社シャコウを2022年2月に創業。BtoB領域の伴走型マーケティングカンパニーとして、上場企業から中小企業まで幅広く支援を行う。

    https://shakou-inc.co.jp/
    https://twitter.com/shakou_shoki
    https://www.facebook.com/shoki.ota.10

参照元:SEO外注施策において4割以上が費用対効果を感じられていないことが明らかに 半数以上が外注に対して「不安・悩み」を抱えている実態


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
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