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【営業メール例文12選】シチュエーション別の書き方

【営業メール例文12選】シチュエーション別の書き方

「いつも営業メールを書き終えるのが遅くなってしまう」と悩んでいませんか?

営業メールは営業活動において重要なものの、状況別に逐一メールを作成するとなると、どうしても時間がかかってしまうという方も多いはずです。そこで本記事では、シチュエーション別に営業メールの12の例文を掲載しました。営業メールを作成する際の参考に活用してください。

目次

1.取っ掛かりを作るために最初に送る営業メール3例

営業メールは、取引のないターゲット企業に対し、最初の接触手段として役に立ちます。自社製品・サービスについて知ってもらい、今後の商談につなげていくことが目的です。1章では、営業活動の取っ掛かりにするために送る初めての営業メールの例文と、書き方や送信時のポイントを解説します。

  • 【新規開拓】製品・サービス案内メール
  • 【既存顧客】製品・サービス案内メール
  • 【フォロー】展示会終了後のお礼メール

【新規開拓】製品・サービス案内メール

初めて接触する相手には「初めて」である旨や、メールを送る経緯「◯◯氏からの紹介で~」「◯◯で名刺交換させていただいた」「◯◯(媒体名)を拝見して」などを書き、相手に不信感を与えないようにしましょう。用件が一目で分かるような件名にすることも大切です。

件名:~を解決する製品△△のご案内

株式会社◯◯◯
◯◯部
ご担当者様

初めまして。
突然のご連絡、失礼いたします。
株式会社◯◯の◯◯と申します。

この度貴社の~~を拝見しまして、
弊社製品△△が貴社のお役に立てるのではないかと考え、ご連絡いたしました。
(△△の詳細:https://~~~)

弊社は~~の業界向けに~~の事業を展開しており、
~~といった実績を持つ企業です。

△△は~~といった課題を解決できる製品です。
~~の特徴を持ち、導入することで3つのメリットがあります。
【導入メリット】
・メリット1
・メリット2
・メリット3

もし興味を持っていただけるようでしたら、30分ほどお時間を頂戴し、より詳しいお話をさせていただきたく存じます。
下記日程でのご都合はいかがでしょうか。

------------------------------
【候補日時】
◯月◯日 ◯:◯◯
◯月◯日 ◯:◯◯
◯月◯日 ◯:◯◯
------------------------------

ご提案させていただいた日程以外でももちろん調整可能です。
弊社サービスに関心を持っていただけましたら、ぜひご都合の良い日時をご返信ください。

ご覧くださりありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。

【既存顧客】製品・サービス案内メール

既存顧客に対しては、現在も頻繁に取引がある相手に対し新製品・サービスの提供開始を紹介するのか、しばらく取引がない状況で久しぶりに接触を図るのかによっても書き方は変わります。件名に営業担当者の名前を入れるなどして、開封してもらえるように工夫しましょう。

件名:新サービス△△提供開始のご案内|社名(営業担当者名)

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯の◯◯です。

この度は弊社の新サービス△△を◯◯様にご案内したく、ご連絡いたしました。
弊社サービス:https://~~~

△△は~~といった課題を解決できる製品です。
~~の特徴を持ち、導入することで◯つのメリットがあります。
【導入メリット】
・メリット1
・メリット2
・メリット3

もし興味を持っていただけるようでしたら、30分ほどお時間を頂戴し、より詳しいお話をさせていただきたく存じます。

下記日程でのご都合はいかがでしょうか。

------------------------------
【候補日時】
◯月◯日 ◯:◯◯
◯月◯日 ◯:◯◯
◯月◯日 ◯:◯◯
------------------------------

ご提案させていただいた日程以外でももちろん調整可能です。
弊社サービスに関心を持っていただけましたら、ぜひご都合の良い日時をご返信ください。

ご覧くださりありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。

【フォロー】展示会終了後のお礼メール

展示会に参加する見込み顧客には、購買に直結する「今すぐ客」はほとんどいないと考えられるため、展示会直後のメールで売り込みはせず、シンプルな内容にしましょう。

件名:展示会「~~~」弊社ブースご来場のお礼

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯の◯◯です。

本日は展示会「~~~」にて、弊社ブースにお越しくださり誠にありがとうございました。
ご紹介した弊社製品△△はいかがでしたでしょうか。
ご紹介内容を下記URLにまとめておりますので、振り返りにご覧いただければ幸いです。
https://~~~

製品について詳しく話を聞きたい方は、下記フォームよりご都合の良い日程をご連絡いただければ、
Web会議でご説明させていただきます。
https://~~~

そのほか疑問点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

2.接触機会を逃さず関係強化を図る営業メール2例

見込み顧客からの接触は、見込み顧客の中に既に一定の関心があることを意味します。新規開拓のため認知されていない相手にメールを送るよりも、次の購買ステップへ進むハードルは低いはずです。アクションに対しては、返信メール・お礼メールで必ずフォローを行いましょう。

  • 【フォロー】資料請求へのお礼メール
  • 【フォロー】ウェビナー参加へのお礼メール

【フォロー】資料請求へのお礼メール

資料請求は受注に近いコンバージョンと考えられるため、お礼メールの中に見込み顧客の育成につながる情報を入れておきたいところです。ただし押しが強すぎるとかえって引かれてしまうため、内容自体はシンプルにしつつ、見込み顧客が資料に目を通した後の導線を示しておきましょう。

件名:△△の資料ご請求ありがとうございます|社名

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

この度は△△の資料をご請求いただき、誠にありがとうございます。
ご請求の資料を本メールに添付いたしました。

資料についてご不明点があれば、お気軽にお尋ねください。

また、製品に関してより詳しく話を聞きたい方は、下記フォームよりご都合の良い日程をご連絡いただければ、Web面談でご説明させていただきます。
https://~~~

どうぞよろしくお願いいたします。

【フォロー】ウェビナー参加へのお礼メール

ウェビナーの内容を振り返るコンテンツや、アーカイブのお知らせを入れておくと親切です。開催したテーマに近い次回ウェビナーの開催が決まっている場合は、次の開催についてもメール内で告知し参加を促しましょう。

件名:弊社主催ウェビナー「~~~~」ご参加のお礼|社名

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。株式会社◯◯◯の◯◯です。
本日は弊社ウェビナー「~~~~」にご参加いただき、誠にありがとうございました。

ウェビナー内でご提供させていただいた~~に関する情報が、◯◯様のお役に立てば幸いです。
下記URLから配信で使用したスライドをご確認いただけますので、振り返りにご活用ください。
https://~~~

アーカイブは一週間以内にアップロード予定です。
配信が始まり次第、またご案内させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

---------------------------------------
【次回ウェビナーの予定】

日時:  ◯年◯月◯日(◯曜日) ◯:◯◯
主題:  「~~~~」
参加費: 無料
詳細URL:https://~~~
---------------------------------------

~向けに、~について解説いたします。
ぜひお気軽にご参加ください。

<参加申し込みフォームリンク>

3.行動を促しCVを目指す営業メール4例

見込み顧客に働きかけてコンバージョン獲得を目指したい場合、見込み顧客にとにかく「行動」してもらわなければなりません。顧客にアクションを期待する場合は、「導線」と「期日」を明確にするようにしましょう。

  • 【依頼】アポイントをお願いするメール
  • 【告知】セミナーの開催を案内するメール
  • 【フォロー】反応がない・保留後の様子伺いメール
  • 【リマインド】予定日の直前に再告知するメール

【依頼】アポイントをお願いするメール

アポイントをお願いする場合は、最初から日程を複数提示し、相手に選んでもらえるようにしましょう。

件名:~~~の件につきましてご面談のお願い

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯◯の◯◯です。

以前よりお話に上がっていた~~の件につきまして、
直接説明の機会をいただきたく、ご連絡いたしました。

つきましては、下記スケジュールでご都合のつく日をご確認いただきたく存じます。

------------------------------
【候補日時】予定時間:◯分

◯月◯日 ◯:◯◯
◯月◯日 ◯:◯◯
◯月◯日 ◯:◯◯
------------------------------

ご提案させていただいた日程以外でも調整可能です。
お忙しいところ急なご案内で恐縮ですが、◯日までにご返信いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

【告知】セミナーの開催を案内するメール

オフライン開催のセミナーの場合は1カ月以上前に、ウェビナーの場合は2週間前には一度メールで連絡するようにしましょう。またメール本文に参加の導線をつけること(登録フォームへのリンクなど)も忘れずに行います。

件名:【◯名限定】~~セミナー開催のお知らせ

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯◯の◯◯です。

この度、~に関する無料セミナーを開催いたします。

------------------------
主題:「◯◯成功の鍵を握る◯◯の効果的な進め方とは?」
日時:◯年◯月◯日(◯曜日)◯:◯◯ ~ ◯:◯◯(受付開始 ◯:◯◯~)
場所:◯◯会館 市民ホール
詳細:https://~~~

登壇者
・◯◯株式会社 ◯◯氏.
・◯◯◯株式会社 ◯◯氏
------------------------

セミナーでは~の方向けに、~について詳しく解説いたします。

参加をご希望の場合は、当メールにご返信いただくか、下記URLの参加登録フォームよりお申し込みください。

<参加登録フォームリンク>

◯◯様のご参加をお待ちしております。

【フォロー】反応がない・保留後の様子伺いメール

受注に至らず放置されていたケースでは、顧客にとって懸念がありそうな部分について補足するなど、前回から切り口を変えて書きます。読み手に「催促されている」といった印象を与えないよう、書き方には気をつけましょう。

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯◯の◯◯です。

先月にお話いただいた~の件につきまして、その後の状況はいかがでしょうか。

この度、弊社製品◯のアップグレードが決まり、新機能◯◯が追加となりました。
以前◯◯様が懸念されていた~につきましても、新機能によりご対応が可能かと存じます。

下記リンクに詳細をまとめておりますので、よろしければご確認ください。
https://~~~

弊社製品に興味を持っていただけましたら、
下記フォームよりご都合の良い日程をご連絡いただければ、Web面談でご説明させていただきます。
https://~~~

どうぞよろしくお願いいたします。

【リマインド】予定日の直前に再告知するメール

セミナーや商談の日時を再度知らせるためのものなので、簡潔に書きます。特にウェビナーの場合は、参加申し込みを忘れて不参加になってしまうケースが多いため、リマインドメールが有効です。メール内に当日必要な情報を再度載せるようにしましょう。

件名:◯/◯開催 無料ウェビナー「~~~」のご確認

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯◯の◯◯です。

先日参加申し込みをいただいたセミナーにつきまして、
開催前日となりましたのであらためてご案内いたします。

日時:◯月◯日 ◯:◯◯~
場所:ウェビナー(配信URL:https://~~~)

当日は◯◯様のご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

4.商談後に結果に応じて送る営業メール3例

商談が終わった後は、結果がどうであれ顧客に時間を割いてもらったことに対してお礼のメールを送ります。顧客に送るお礼メールについて、結果別の例文を紹介します。

  • 【継続】前向きな検討に対するお礼メール
  • 【失注】商談機会を頂いたことに対するお礼メール
  • 【契約】受注が決まったことに対するお礼メール

【継続】前向きな検討に対するお礼メール

「前向きに検討する」結果であった場合は、ストレートに感謝を伝えます。検討結果が出る時期を面談で聞き出せていれば、リマインドも兼ねて文中に入れておくと良いでしょう。

件名:本日面談のお礼

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯◯の◯◯です。

本日はお忙しい中、~の件で面談のお時間を頂き誠にありがとうございました。
貴社の事業について大変興味深いお話を聞かせていただき、重ねてお礼申し上げます。

また面談中にお答えできず恐縮ですが
持ち帰らせていただいたご質問につきましてこの場をお借りして回答いたします。

~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~

このほか、ご紹介した製品についても含め
ご不明点がございましたらどのような内容でもお気軽にご連絡ください。

面談中にもお話した通り、◯月◯日にご検討状況について確認のご連絡をさせていただきますので
お手数をおかけいたしますがご対応のほどよろしくお願いいたします。

それでは引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

【失注】商談機会を頂いたことに対するお礼メール

失注してしまった場合も、顧客に検討の時間を割いてもらったことには変わりないため、同じように感謝を伝えます。また別の機会に関わる可能性もあるため、顧客とのつながりを残せるような文面にしましょう。

件名:本日面談のお礼

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯◯の◯◯です。

~につきまして検討結果をご連絡いただき、誠にありがとうございました。

この度は貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、貴社のお役に立てず申し訳ございません。

今後とも貴社のお役に立つような情報があれば共有させていただきたく存じます。
お困りごとがございましたらお気軽にお申し付けください。

【契約】受注が決まったことに対するお礼メール

正式な契約書の取り交わしや導入予定日など、契約後の次に何を行うかも明確に記しておくことで顧客も安心できます。

件名:ご契約のお礼

株式会社◯◯◯
◯◯部
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯◯の◯◯です。

本日はお忙しい中、面談のお時間を頂き誠にありがとうございました。
また弊社製品◯◯をご採用くださり、心よりお礼申し上げます。

弊社製品が貴社事業のお役に立てるよう、全力でサポートさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

それでは、本日面談にてお話させていただいた今後のスケジュールにつきまして、
あらためてご案内いたします。

---------------------------
【スケジュール】
正式契約:   ◯月◯日(◯曜日)までに対応
導入予定日:  ◯月◯日(◯曜日) ◯:◯◯
操作レクチャー:◯月◯日(◯曜日) ◯:◯◯
---------------------------

製品や契約後スケジュールについて何かご不明点があればお気軽にお尋ねください。
引き続きよろしくお願いいたします。

5.まとめ

本記事では、「取っ掛かりを作るとき」「関係を強化するとき」「CVを目指すとき」「商談後」の主に4つのシチュエーション別に、合計12の営業メールの例文を紹介しました。

多くの営業メールはある程度の「パターン」の組み合わせです。特定の組み合わせを覚えたら、今後は営業メールをスムーズに作成できるようになるでしょう。本記事を参考に営業メールを活用して、日々の営業活動に取り組んでいきましょう。


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
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BeMARKE(ビーマーケ)は、BtoBマーケティングの課題解決メディアです。 BtoBマーケティングのあらゆる局面に新しい気づきを提供し、リアルで使える「ノウハウ」を発信します。

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