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【マーケティングの必須知識】CTR(クリック率)とは。改善方法も紹介

【マーケティングの必須知識】CTR(クリック率)とは。改善方法も紹介

マーケティングを実践する上で学んでおくべき知識の1つが「CTR(クリック率)」です。CTRを高めることで、効果的かつ効率的なマーケティングを実施できます。今回はそんなCTRについて、意味や具体的にCTRを高める方法などについて解説します。マーケティングで成果を出すための第一歩に、この記事でCTRについて理解を深めましょう。

目次

1.CTR(クリック率)とは:クリック数÷表示回数×100

CTRとはClick Through Rate(クリックスルーレート)の略語で、広告やSEO記事など、何らかのWebコンテンツが表示された回数(インプレッション数)に対して、どれくらいクリックされたのか、その割合を指します。CTRは以下の計算式で算出されます。

CTR(%)=クリック数÷コンテンツの表示回数(インプレッション数)×100

例えば、クリック数が100回、コンテンツの表示回数が1万回だった場合のCTRは、1%になります。CTRが高いということは、表示回数に対してクリックされた回数が多いということです。そのため、CTRが高ければ高いほど、「ユーザーに関心を持たれる工夫がなされている可能性が高い」ということを意味します。

CTRは表示順位との関連性が高い

CTRの特徴に「表示順位が上位であるほど、CTRが高い」点が挙げられます。これは上位表示であればあるほど、ユーザーの目に入る回数が多く、またクリックもしやすいためです。

以下、具体的な数字を整理するために、キーワード検索時の、Googleにおける表示順位別CTRをまとめてみました。

表示順位デスクトップモバイル
1位32.26%28.48%
2位14.67%15.19%
3位8.55%9.5%
4位5.66%6.17%
5位3.93%4.28%
6位2.82%3.06%
7位2.11%2.27%
8位1.63%1.71%
9位1.3%1.33%
10位1.07%1.08%

参考:Google Organic CTR History|Advanced Web Ranking(2022年9月データ)

表示順位1位のCTRは、デスクトップ・モバイルともに2位の約2倍です。さらに表示順位2位のCTRは3位のCTRと比べて1.5倍以上であるなど、順位が高いほどCTRも高くなっていることがわかります。

上記表の数字は、主にSEO記事を用いたBtoBマーケティングをする際の参考になるでしょう。ただ、Web広告運用についても、広告を上位表示させることが、CTR上昇につながる点は同じです。そのためCTRを高くしたい場合には、表示順位を意識することが重要です。

CTRは業界や時流によっても異なる

CTRは業界やその時々の時流によっても異なります。まず業界について、以下は2022年のマイクロソフトとGoogleのWeb広告における業界別のCTR、および2018年のGoogle広告におけるCTRをまとめた表です。

ビジネスカテゴリー
マイクロソフト
+Google広告のCTR
(2022)
業界
Google広告のCTR
(2018)
ビジネスサービス
5.17%
BtoB
リスティング広告
2.41%
ディスプレイ広告:
0.46%
金融&保険
5.70%
金融&保険
リスティング広告:
2.91%
ディスプレイ広告:
0.52%
アート&エンターテインメント
11.43%
教育
リスティング広告:
3.78%
ディスプレイ広告:
0.53%
キャリア&雇用
5.93%
雇用サービス
リスティング広告:
2.42%
ディスプレイ広告:
0.59%
健康&フィットネス
6.15%
健康&医療
リスティング広告:
3.27%
ディスプレイ広告:
0.59%

参考:2022 Google Ads & Microsoft Ads Benchmarks for Every Industry (New Data!)|WordStream LOCALiQをもとに筆者作成

上記表で挙げた業界を比べると、CTRに2倍以上の差があるものもあります。また、BtoB業界(2018年)のCTRは低いことも明らかです。上記表の通り、BtoB業界のCTRが低いと仮定した場合、BtoBマーケティング実施時には、CTRを上げることで、競合他社の一歩も二歩も先にいける可能性があります。

なお、時流については、例えば、新型コロナウイルス感染症が落ち着き始めた段階では、スポーツ・レクリエーション業界のCTRが上昇しました。これは感染症の拡大が収まれば、身体を動かしたいと思っている人が多かったからだと推測されます。このようにその業界が時流的に注目されているかどうかも、CTRに影響を及ぼします。

2.CTRを高めることのメリット

CTRを高めることのメリットを2つ紹介します。

コンバージョン数の増加

CTRを高めることで、コンバージョン数(CV数)の増加が期待できます。コンバージョン数とは、「資料をダウンロードしてもらう」「問い合わせをしてもらう」などWebコンテンツの目標とする行動を起こしたユーザーの数のことです。

CTRを高めるということは、掲載・配信している広告や記事などのWebコンテンツを見ている人の絶対数が増えるということです。見ている人が増えれば、当然コンバージョン数の増加につながります。

広告ランクが高まり、広告パフォーマンスが上がる

CTRを高めることで、広告ランクを高め、結果として広告パフォーマンスの上昇にも寄与します。

広告ランクとは、Google広告においてどの広告をページ上のどこに表示するかを決める数値のことです。基本的に広告ランクの高い広告が、より効果の期待できる上位の広告枠に割り当てられます。

この広告ランクは高品質な広告ほ上昇します。Googleが品質を決める要素の1つに挙げているのが、「広告の推定クリック率」、つまりCTRです。つまり、運用している広告のCTRを高めることで、広告ランクが上がり、上位の広告枠に表示されることが増えた結果、広告の運用成果が向上する可能性があるのです。

3.【SEO記事】CTRを高める方法

CTRを高めることで、SEO記事においてはコンバージョン数の増加が期待できます。ここではSEO記事におけるCTRを高める方法を3つ解説します。

  • 検索上位記事を参考にする
  • 検索意図に応じた内容にリライトする
  • 興味を惹かれるタイトルを付ける

検索上位記事を参考にする

SEO記事のCTRを高めるためには、表示順位を上げることが重要です。表示順位を上げるためには、狙っているキーワードの検索上位記事のコンテンツを参考にして、SEO記事を制作するのが有効です。

これは「検索上位記事=現時点でGoogleに評価されている(ユーザーにとって有益な情報を提供している)コンテンツ」のため、検索上位記事の内容を記事に盛り込むことで、ユーザーにとって役立つコンテンツとなり、Googleから高い評価を受けられる可能性が高まるためです。

ただし、Googleは独自性のあるオリジナルコンテンツを評価するともいわれており、検索上位記事とまったく同じ内容にすれば良いというわけではありません。検索上位記事のコンテンツを参考にしつつも、ユーザーが知りたいであろうオリジナル要素を記事に盛り込むことで、表示順位の上昇およびCTRの向上につながることでしょう。

検索意図に応じた内容にリライトする

公開済みのSEO記事の表示順位を上げて、CTRを高めたい場合に「検索意図に応じた内容へのリライト」が有効です。

表示順位を上げるためには、ユーザーに有益な情報を盛り込み、Googleから評価される必要があります。現状でなかなか表示順位が上がらずにCTRも低い記事は、ユーザーに有益な情報を届けられていない可能性があります。

リライト時には、あらためてターゲットとなる読者像(ペルソナ)をより詳細に設定することが重要です。詳細な読者像を描くことで、ユーザーが本当に知りたいと思っているであろう内容を把握しやすくなります。

例えば同じキーワード「BtoBマーケティング ツール おすすめ」で制作した記事であっても、読者像をただの「マーケティング担当者」とした場合と、「1ヵ月前からマーケティング部に異動した新人担当者」とした場合では、おすすめするツールが異なるはずです。

読者像を設定する際には、例えば以下の項目を埋めて考えてみましょう。

  • 個人情報(年齢、性別、住所、職業、年収など)
  • 検索するシチュエーション
  • 何に悩んで検索しているのか

ユーザーの興味を惹くタイトルを付ける

CTRを高めるためには、ついクリックしたくなるような、ユーザーの興味を惹くタイトルを付けることも有効です。具体的には以下のポイントを踏まえてタイトルを考えることで、クリック率を上げられる可能性が高まります。

  • 記事を読むことで得られる利益(ベネフィット)を入れる:(例)CTRを劇的に高めるための効果的な手法3選
  • ユーザーが求める答えを掲示する:(例)タイトルを変えてCTRを高めよう!タイトル付けの3つのポイントを紹介
  • 刺激的な文句を入れる:(例)CTRを高めなければBtoBマーケティングは失敗する!?3つの改善方法を解説

4.【インターネット広告】CTRを高める方法

続いて、インターネット広告におけるCTRを高める方法を解説します。

  • 広告の内容に沿った、効果的な検索キーワードを設定する
  • ターゲットを絞る
  • 広告表現を変えてみる

広告の内容に沿った、効果的な検索キーワードを設定する

検索エンジンの検索結果に連動して表示させる広告「リスティング広告(検索連動型広告)」を運用する場合、広告を表示させる検索キーワード設定が重要です。

広告内容と、設定した検索キーワードの関連性が薄いとユーザーの興味を引けず、当然クリックもされません。今一度広告内容を見直し、その広告が刺さるユーザーが検索するであろう検索キーワードを設定しましょう。以下、効果的な検索キーワードを設定するポイントです。

  • ネガティブなワード・違和感のあるワードを積極的に除外キーワードに登録する
  • 広告する商品・サービスの内容の強みやターゲット層を見直した上でキーワード設定をする
  • Google検索フォームのサジェスト(キーワードの予測表示)を参考にする

ターゲットを絞る

インターネット広告を配信するターゲットを絞ることも大切です。たしかに「多くのユーザーに広告を見てもらいたい」「ターゲットを絞り過ぎるのは心配」という気持ちになることもあるでしょう。

しかし、ターゲットを広げすぎてしまうと、興味・関心のないユーザーへも広告が表示されてしまい、その結果、CTRの低下につながるだけでなく、広告費用の無駄な出費になってしまいます。

配信広告が刺さるより多くのユーザーに見てもらい、CTRを高めるためにも、思い切ってターゲットを絞ってみましょう。

広告表現を変えてみる

「リスティング広告(検索連動型広告)」の場合は広告文、サイトやアプリ上の広告枠に広告表示される「ディスプレイ広告」の場合はデザインを変えてみることで、CTRを上げられる可能性があります。

リスティング広告の広告文については、「キャンペーン中」や「○割引中!」などユーザーの目を引くような文言を入れるのも効果的です。

またディスプレイ広告については、強調するテキストを変えてみたり、「資料をダウンロード」「今すぐ申し込む」など、特定の行動へと導くCTAボタンのデザインを変更したりするのもポイントです。

5.まとめ

CTRは、記事や広告などWebコンテンツの表示回数に対して、どれくらいクリックされたのか、その割合を示す指標です。CTRを高めることで、コンバージョン数の増加や広告のパフォーマンス向上が期待できるため、CTR向上の取り組みはBtoBマーケティングにおいて非常に重要と言えます。CTRが低くて悩んだ際には、ターゲット層を見直したり、表現を変えてみたりしながら、CTRを高めるアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。


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この記事を書いた人

BeMARKE編集部
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