インタビュー
インサイドセールス導入を検討しているがどこから準備すれば良いか分からない、またインサイドセールスを担当しているがキャリアの伸ばし方に迷いがあるという方は少なくないでしょう。
今回、“ヴィジュアル系インサイドセールス”として組織立ち上げからマネジメントまで経験され、SNSでの情報発信も注目される株式会社プレイド 堤貴宏氏に、インサイドセールスとして成果を出すまでのポイントやキャリアの積み方まで詳しいお話を伺いました。
株式会社プレイド Customer Experience Designer
高校卒業後、世界的に活躍するギタリストMIYAVIに弟子入りし修業した後、ミュージシャンとして活動。赤坂BLITZでのワンマンライブを成功させた実績を持つヴィジュアル系バンド「シリアル⇔NUMBER」に在籍。カラオケに約50曲の収録もされている。引退後ビジネス界へ転身。複数社でインサイドセールスの立ち上げを成功させた後、コンサルタントとして支援も行う。 ITmediaでコラム連載や、国内最大規模のインサイドセールスカンファレンス「Inside Sales Conference 2019 winter」への登壇、タワーレコード主催「TOWER ACADEMY~ファンを増やすためのSNS戦略講座~」で講師も務めた。マイナビが運営する「ミーツキャリア」での記事執筆など、セカンドキャリアの考え方も発信している。2023年にはテレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』へ出演。枠に留まらない活動を展開中。株式会社プレイドには2023年10月に参画。
ーーまずはヴィジュアル系インサイドセールス誕生のきっかけを教えてください。
私は高校卒業後から13年間くらいヴィジュアル系バンドのギタリストとして活動していました。趣味ではなく本業としてガチでやっていたというキャリアがあります。
バンド活動を引退をしてから就職し、はじめての仕事がインサイドセールスでした。それを続けているうちにイベント登壇の機会もいただいて。あるきっかけでフルメイクでイベント登壇することになりヴィジュアル系インサイドセールスを名乗ることになりました。
ーー1社目はヴィジュアル系インサイドセールスではなかったのですね。
2社目まではメイクどころか、黒髪でスーツを着て営業していました。
ーー3社目にヴィジュアル系インサイドセールス誕生のきっかけがあるのですね。
はい。3社目でもはじめはもちろん黒髪にスーツ姿で営業していました。あるときインサイドセールスのイベント登壇の機会をいただきました。
その際に社長から1on1を組まれて何だろうと思っていたら「堤さんは元ヴィジュアル系バンドマンなのだから、フルメイクしてギター持ったら面白いからやったほうが良いよ」といわれて。
はじめは戸惑ったのですが周囲の応援もあり、なかばスベる覚悟でイベントに登壇したら大盛りあがりだったのですね。そこから取材の機会も増え今に至ります。
ーーそのイベントに呼ばれていたということは、インサイドセールスとして実績も積まれて成果を上げていたということでしょうか。
成果を上げるというと言い過ぎかもしれません。私はたまたまインサイドセールスという仕事の認知がないときから担当していたため、話を聞いてみたいと思っていただいたのだと思います。
また当時はインサイドセールス関連の書籍やコンテンツも少なく、勉強する方法がありませんでした。そのためインサイドセールス関連のセミナーには行ける限り全部行っていたのです。そのなかで先駆者といわれる方たちとお話する機会があったこともきっかけのひとつですね。
ーー堤さんはヴィジュアル系バンドとインサイドセールスには共通点があると発言されていました。どのような点が似ているのでしょうか。