セミナーレポート
BeMARKEは2023年7月19日、「ウェビナーのプロに聞く、最小限の工数で商談獲得を最大化するウェビナー運営とは?」と題したセミナーを開催しました。ウェビナー施策は、目的に合わせてリード獲得や見込み客との関係構築ができるマーケティング施策です。本セミナーでは、ウェビナー施策における各工程のポイントを各社のプロに解説いただきました。
株式会社Innovation X Solutions イベントテクノロジーユニット ビジネスデベロップメントグループマネージャーの上野 洋氏には、「AIにはない”人間らしさ”こそが成功の鍵!顧客に刺さるセミナー企画とは」と題して、セミナーの企画立案方法について解説いただきました。
【登壇者】
上野 洋氏(株式会社Innovation X Solutions イベントテクノロジーユニット ビジネスデベロップメントグループマネージャー)
2019年「コクリポ」の事業責任者としてウェビナー施策の紹介やコンサルに従事。2020年から2021年にかけて、通算200回以上のウェビナー企画と登壇を経験。 現在はセミナー/イベント主催企業と業界専門家/共催企業とのマッチングサイト「Match UP」事業の事業開発及びコンサルを担当。日々多くの企業様の「セミナーやイベントのお悩み」に向き合っている。
本日は、ChatGPTを活用したセミナー企画について解説します。
まずはじめに、どんな風にお客様にささるセミナー企画をしているか、自社の実例をもとにお話していきます。
5月25日に『自社が提供する「List Finder」をITトレンドEXPOセッションに出展し、リード獲得を目的とする際の企画を考える』というお題で対決をおこないました。ChatGPTとテレビのディレクターがお互いに企画を考えて、参加者の方に投票していただきました。
どちらかが人間、どちらかがChatGPTの作成した企画ですが、どちらの企画に参加してみたくなるでしょうか。
どちらが魅力的かは置いておいて、AがChatGPT、Bがテレビディレクターの作成した企画です。ちなみに、ChatGPTの作成した企画書は一文字も変えていません。
結果は、Aが44%、Bが56%でした。人間の手を入れずすべてChatGPTで作成したにもかかわらず、多くの方が投票されたことは驚きでした。
この企画の作成は「Match UP」というツールで行いました。皆さんが普段お使いのChatGPTに「○○のセミナーの企画を考えて」と入力しても、そのまま企画書として使える内容では出力されないですよね。プロンプトを何回も打ち直して、タイトルや概要を教えて...というのは大変な作業ですので、自社のエンジニアが自社プラットフォーム内で簡単にインプットさせ、セミナー企画を考えさせる機能を開発しました。
たった一行のプロンプトでも、
が1分程度で提供されます。
先ほどのセミナーではChatGPT VS 人間を3回おこない、惜しいところまではいったものの、ChatGPTは3戦全敗でした。やはり、AIにはできない人間らしさというものがセミナーの企画において非常に重要ということが、この結果から分かります。
「人間の無意識の感情」これはAIにとってはまだどうしても難しいところのようです。先ほどの企画内容を見ていただければ分かりますが、人間は、AIに仕事を奪われるマーケターの勘違いや不安などの人間の感情をくすぐるのが上手いと言えます。
これをAIにはできない「人間らしさ」ということでセミナー企画に取り入れていきましょう。
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次に、このAIにはできない「人間らしさ」をセミナー企画に取り入れる方法についてご紹介します。